ラジオに中孝介さんが出演
11月17日(火)曇り
ばばは、ここ2年ほど、ほとんどテレビを観ない。
夜、寝付けない時、たまぁにテレビをつけるが
あまり面白い番組が無く、すぐ消してしまうことが多い。
テレビは観ないけど、ラジオはよく聴く。
ラジオでも、電波数の関係か?しっかり聴けるのはNHK。
だから、目覚めたらすぐラジオのスイッチを入れ
朝食の準備をしながらも、他の家事をしながらもラジオを聴く。
今日は朝8時過ぎからの「スッピン」という番組で
奄美大島出身の歌手「中孝介」が出るというので楽しみにしていた。
10時過ぎからのインタビューコーナーでの出演だったが
奄美のことや、島唄のこと、
奄美の島唄と琉球の島唄の違いなども話していた。
ばばは「中孝介」の「花」という曲が好きだ。
人によっては好き嫌いがあるだろうが、
島唄独特の「裏声」を生かした歌だ。
インタビューの中で、実際に三味線を弾きながら
「くるだんど」を歌った。
奄美に暮らすばば達でさえ、説明が無いと歌詞の意味は分からない。
島の言葉についても語っていたが、ばば達が小学校低学年の頃は
普通に島口を話していたのに、
いつの間にか「島口禁止令?」みたいなのがあって
方言をつかうのが禁止されてしまった。
中孝介さんのご両親も「方言禁止令時代」の方なので
子供には方言を話したり教えたりしなかった世代らしい。
言われてみれば、じじとばばもそうだ。
自分の娘達に方言を教えたたり、方言で話したりは殆どしなかった。
唯一、ばばの実家に行った時、明治生まれのばば両親が
方言で話す事があり、我が家の三姉妹も、
ばば実家で遊んで、自宅に帰る車の中から
「オボラダレン。又ケェーユシャヤ。体キィチキンショリィヨ」と
島口での挨拶だけは「定型文」として覚えて毎回挨拶していた。
カタカナ表記すると、何語やら、全くちんぷんかんぷんだが、
「ありがとうございました。又来ますからね。
体に気をつけて下さいね」という意味である。
島口は表記できない発音も多い。
5,60年ほど前「方言禁止令?」のようなものがあり、
今又、時代は変わって「方言をつかいましょう奨励活動?」のようなのがあるけど
一度失った物を、復活させるのは困難だよねぇ。
今、方言を復活させても、徳之島も島外から仕事などでいらしている方も多いし
方言で話す事は難しいし、生活形態にそぐわないかもしれないと思う。
5,60年前「方言禁止令?」ではなくて、「家庭では方言を話しても良いから
学校では標準語を話しましょう」というような
柔軟な配慮があれば良かったのかな?
過ぎてしまった事を色々いっても仕方ないけれど
「奄美の島唄」は絶対将来へ残していって欲しいと、ばばは思う。
かつて、琉球や薩摩やアメリカに支配されていた奄美の人たちの
心の叫びが込められていると思うから。
現在奄美の島唄を歌える若者達が都会で活躍してくれている。
元ちとせさん、中孝介さん、城南海さん・・・・
応援したいなぁ・・・
そうだっ!
昼食時、町の防災無線放送で
「ミカンコミバエの発生で柑橘類の収穫や発送について
色々問い合わせがあるが、現段階で徳之島は収穫や出荷規制は無い」と。。。。。
嬉しいけれど、実際に収穫や出荷規制が宣言された
奄美大島本島の柑橘類他、果樹農家さんの事を考えると
単純に喜んでもいられない現状が続く・・・
にっくきミカンコミバエの根絶が1日も早いことを
祈ることしか出来ない「みかん星人ばば」です。