犯人は誰?
6月28日(日)晴れ
母の葬儀が終わって、数週間経った頃
玄関横のポストを見て、違和感を感じた。
我が家のポスト、2年前リフォームをして下さった
建設会社の社長さんが手作りして下さった物。
直射日光が強い徳之島、ポストの塗料が少し薄くなってきたので
昨年秋、帰省した3女さんと一緒にペンキを買って来て、塗装し直した。
それから約8ヶ月。
違和感を最初感じたのは、じじだったかな?
「ばば〜、このポストの上の傷、どうしたんだろう?
誰かが悪意を持って板を削ったような跡だなぁ。。。」と言う。
よくよく見ると、ポストの屋根?の部分の一部が
何かで引っかかれたようになっていて、ささくれ立っている。
ばばは、軽い気持ちで言った。
「葬儀の時、棺とか色々な物を出し入れした時
何かでちょっと引っ掻いてしまったんじゃない?」と。
思い出してみれば、斎場の方々が色々な物を出し入れした時は
真ん中のガラス戸などを開けていたし
ポストは左端の玄関脇にあり、この場所を使った記憶は無い。
何故?木製ポストの上部の板だけが
ささくれ立ってしまったのか分からないまま、何日か過ぎたが
気になるので、ささくれ立っている部分を、
移植ゴテの縁や、ちり取りの縁を使って、少し削ってみた。
ささくれは目立たなくなったが、焦げ茶色の木材の一部が
ベージュ色になっていて、やはり目立つ。
それに、ほぼ毎日、郵便物が入るポスト。
このままでは見苦しいなぁ・・・と思って
去年使った残りのペンキで塗り直そうと、ペンキを出したら
蓋の仕方が悪かったのか?一部、カチンカチンに固まっていて
使い物にならない。
次、ホームセンターに行く時買って来ようと、作業を先延ばしにして
2日後、又事件は起きた。
せっかくばばが、ささくれを削った場所が再びささくれ立っている。
たまたまじじも近くに居たので、「又やられちゃったよ〜」。。。。
すると、じじ「犯人はあいつだなぁ〜。あいつ以外に考えられない」と
妙に確信を持って断定する。
「誰?」とばば。
「野良ネコだよ」とじじ。
いくらネコだって、ぽすとの上に上がる?
「夜、ふたりが寝た後やって来て、悠々と爪を研いでいるんだよ」
道理で!ささくれかぁ?
妙に納得したばば。
そりゃ、野良ネコだって身奇麗にするのは良しとしよう。
そう言えば家の中の柱で爪を研ぐネコもいるって聞いたことがあるような・・・・・
しかしねぇ・・・真夜中、玄関先のポストの上で爪を研ぐネコって・・・
もし、真っ暗闇の夜でも、満月の夜でも・・・想像すれば
けっこうホラーっぽい構図だなぁ。
じじは、野良ネコの行為だと断定し、相当ご立腹の様子。
ばばに、こう言った。
「ネズミピッタンコ無かった?あれで、ネコを引っかけてやれば
2度と来ないはずだよ」と。
嫌だよ〜ネコが粘着面に引っ付いてしまったら大変じゃない。
ばば、2年前、あまりに野良ネコの出入りが多いので
ネコが嫌がるという匂いの粒剤を買ってきてあった。
2年前も、お皿とかに入れて、門の近くに置いたりしたが
効き目は無かったけどね。
「ネズミピッタンコ」の粘着シートよりは粒剤が良いんじゃない?
と思っても、傾斜のあるポストの上部にどう置くかが問題。
それより、郵便配達さんとかが、「何じゃ、こりゃ!」って、変に思うよね〜きっと。
さてさて、どうしたもんでしょう?
ネコだってさ、1回爪を研げば数ヶ月は来ないんじゃないかなぁ?
ばばは、楽観視しているけれど・・・・
それにさ、ネコが爪を研いでいる現場を見たわけじゃないから
ネコは容疑者のひとりに過ぎないんだよなぁ・・・
ネコが爪を研ぐなら、ばばもじじに対抗するため
牙でも磨きましょうかね〜。