「幸せです!」強要
6月4日(木)曇
大病後のじじは、食事に特に気をつけている。
塩辛い物や、揚げ物など脂っこい物はなるべく避ける、
ご飯は雑穀米入り、野菜をなるべく多種類食べる、
肉は少量、1日に半熟卵1個、
朝と晩は自家製のアロエを必ず食べ、後は・・・刺身。
野菜は茹でるか、蒸すか煮る。
卵にも拘りがあって、「ヨード卵・光」が良いと言う。
退職後、1日三食、じじのために食事を作るようになったばば。
ばばが普通だと思っても「塩辛い!」と言われたり
半熟卵のつもりが、時には生っぽかったり
固くなりかけたりで、じじの理想通りにはいかない。
時には、面倒くさくなって「ギィィィィィ〜〜〜〜」と
叫びたくなることもある。
でも、じじが毎日アロエを食べるようになって
ばばは、アロエの刺身を上手に切れるようになった。
これは、毎夕通っている魚屋さんで
魚の捌き方を10年近く見ているうちに、
「アロエの刺身も魚の刺身を切る要領で切れば良いかも!
と閃き、応用したら大成功!
「門前の小僧・・・ならぬ、魚屋通い皆勤のばば、
アロエ刺身の切り方を覚える」かな?
魚の刺身は切れないけれど、アロエの刺身なら
自信をもって「任せなさい!」と言えそうだよ。
そう、そう、じじが揚げ物を食べないので、油の消費が極端に減った。
1年間でもサラダオイルの小さなボトル数本でOK!
野菜を蒸し炒めする時はオリーブオイルを使うようになったし
これは、良いことかもね。
野菜の蒸し炒め料理法も、今年、たまたま寝ながら聞いていた
ラジオ番組で若林三弥子という方が話しているのを聞いていて
真似られることは、真似るようになった。
それでも、町の特定健診でばばのコレステロール値が
毎年、基準値より高めなのは、どうして???
さてさて、何を書きたいのか分からなくなってきたけれど
夕べ、食後、アロエの刺身を食べようとしたじじを見て、
あっ!しまった!朝で、切ってあった分は完食したんだった・・・と気づいた。
でも、大丈夫。
アロエの葉1本、、菜園から切って来て冷蔵庫に冷やしてあるから・・・・
アロエが無いと察した、じじ「良いよ、良いよ、今日は」と言ってくれるけど
「ちゃんと準備してあるから大丈夫だって!」と
台所に立つばば。
じじは、しきりに「明日で良いよ」って言うけれど
なるべくなら、普段通り食べさせてあげなくちゃね。
で、ちゃんと「アロエの刺身」供しました。
ここまでは、心優しい妻だったばば。
その後「じじは幸せだねぇ。僕、幸せだって、歌で表現して!」と要求。
すると、じじは十八番の替え歌「♪僕は、全島一の嫁さんもらったつもりが
不器用で不美人なお嫁さんもらってしまった〜〜♪」
を、音程ガタガタで唸りだしたよ。
アハハハハハ〜ふたりして大爆笑!
夕食後、階段を上がって行くじじに
「お母さんに有り難うの拝礼は?」と言うと
仏壇に向かって、パンパンと二拍手して一礼。
おまけとして、ばばにもパンパン二拍後、一礼。
その後、何故か左手で敬礼!して階段上がって行きましたとさ。
おしまい!