10年後は?
3月21日(土)曇
昨日は家から1歩も出なかったので
今日は、彼方此方出かけようと計画。
10時になったら、先ずバザーへ出かけ、
その後、お店に行き、送り物をしなくてはならない所へ
発送の手配をする。
その後、売り出しで買いたい品があったので買う。
午前中で全て終え、昼からは公民館へ講演を聞きに行く。
と、ここまで全てこなし、まだ時間があったので
姉と一緒に海岸近くを散歩することに。
海岸通りを北へ歩いたが、肌に当たる風が冷たい。
そのまま、定期船が接岸する港まで行こうと思っていたが
何故か護岸に設置された階段を上がったら
干潮で砂浜が歩けそうだったので、予定を変更。
砂浜を歩いて漁港まで行き、漁港をグルッと回って帰宅しようと。
早速砂浜に下りると、小さな女の子4人が海に入り、
小さな網を持って魚を追いかけていた。
ばば達も、磯の上を歩いて見た。
アオサがビッシリ生えている。
茶色の海藻も岩の上にたくさんある。
「トゥビンニャ」と言われる巻き貝の殻がたくさん捨てられている。
春だなぁ〜
磯の香を胸一杯吸い込んで歩く。
何とも気持ちが良い。
こそもの頃、母や姉たちと一緒に磯でアオサ摘みをしたこと
懐かしく思い出す。
摘んだアオサは、味噌汁に入れたり、天ぷらにしたりして
家族みんなで春の香りを楽しんだなぁ。
もう、何十年も自分でアオサを摘んだ事は無い。
海も昔と変わって生活排水等で汚れているような気がするし
自然のアオサの量も極端に減っているような気がする。
ばばが子どもの頃は、海も今よりずっと奇麗だった。
だから、子ども達も友達同士でアオサ摘みなどに行っていた。
今の時代、子どもがアオサ摘みをするのかな?
時代と共に、子ども達の遊びや行動も大きく変わったね。
姉とばばが散歩している海岸の護岸では
中学生か高校生が寝転んで携帯用のパソコンを使っていてびっくりした。
約30分位、砂浜散歩をして帰宅。
帰宅後は、姉とふたり、
何故か実家集落のひとり暮らしの方が何名位か数えてみたり
子どもの居る家庭が何軒位あるか数えたり
集落内の端から端までのお宅の苗字や、
現在住んでる方の名前を言ってみたり、
晩年の父と母のことを話題にしたり・・・・
普段は話題にならないことを、色々話している自分たちにビックリした。
最終的には、後10年後、実家集落はどうなっているんだろうかと話しながら
何故か、寂しくなって来た。
大きなお店も無く、バス停までも急な坂を上り下りしなくてはならず、
今よりも年配の方や、ひとり暮らしの人、空き家が増え・・・・
あぁ〜小さな集落がますます寂れていく様が目に見えるようで
気分が落ち込んでしまう。
日本中、こんな集落がたくさんあるんだろうなぁ。