もう一度・・・

2月21日(土)晴れ後曇り
インフルエンザの流行で義母と面会出来なくなって1ヶ月余。
朝食時、夕食時、ほぼ毎日「お母さん大丈夫かなぁ?」が
じじとばばの会話の一部になってしまった。
「大丈夫だよ〜」と、じじは口では言うけれど
いつも気にかけていて、数日置きに介護施設に電話をしてくれる。
数日前から「今日は、母ちゃんと会ってこようかな?」と言っていたけど
色々な雑用が重なり、今日昼前、やっと面会してきた。
施設の個室での面会は出来ないけれど
家族が面会に行けば、入所者さんを玄関まで連れてきてくれるんだって。
前回行った時は、じじの顔を見て、母は子どものように大声で泣いたそうだが
今日は、泣く事はなく、かと言って話す事はできず
ただ「アァーアー」とか声に出したって。
1月頃から、急に言葉が出なくなり、母自身もどかしいのだろう
ばば達が病院や施設に行くと、
子どものように声を上げて泣くようになってしまった。
きょう、わずかな時間だけど母の顔を見て
じじが帰りしなに手を振ると、母も一生懸命手を振ってくれたって。

面会を終え、帰宅したじじ。
「ただいまぁ〜」という、いつもの声が聞こえない。
玄関を入ると、大きく溜息をついている。
面会時の母の様子をばばに詳しく話してくれたが
聞いていても切なくて、胸塞がる思いがする。
母と面会に行かなくても心配で気が重いし
行って、母の様子を見て帰って、又心が沈む。
その繰り返し・・・・・
90才を過ぎたら、もう神様だよと言う人もいるけれど・・・・・・・
じじも「あんな母親を見るのは辛い」と言う。
そうだよね、母は、じじにとって理想の母親だったからね。
その母が、日に日に変わっていく姿を見るのは辛いよね。
じじの気持が、ばばも分かる。
女の子が年老いた女親を見るのと
男の子が女親を見るのとでは
やはりいくらか違いがあるんだろうね。

親子・嫁姑の関係の立場から母を見守っているばば。
以前のような母の笑顔を見る事が出来るだろうか?
もう一度、母と会話が出来るだろうか?
たとえ叶わなくても、母が少しでも元気を取り戻せるように
ばばに何が出来るか、考えてみたい。

 

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ばば
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