血圧騒動!
2月10日(火)曇時々小雨
一昨日、知り合いのおじいちゃんが亡くなり、夕べがお通夜だった。
お通夜などに、いつも一緒に行く4名で
6時前には出かけようねと約束していた。
運転手は、ばば。
そこで、いつもより少し早くお刺身買いに行ってこなくては・・・・
等と考えていたら、3時過ぎに
「近所のおばちゃんから電話がかかってきた。
「ばばちゃん、私、血圧が高いみたい。
血圧計があったら、持って来て計ってくれる?」と言う。
ひとり暮らしのおばちゃんだし、ばばは取るのもとりあえず
血圧計を握りしめ、小雨の中おばちゃんの家へ走った。
玄関の戸を開けるのももどかしく、中に入ると
「ばばちゃ〜ん、私ったら、朝保健センターの方が血圧計ってくれたんだけど
上が180、下が90もあったのよ。だから、気になって・・・」と言う。
しかし、話をするおばちゃんの顔も、顔色も、いつもと変わらず。
それで少し安心はした。
早速、おばちゃんを腰掛けに座らせ、手首式の血圧計で計測。
すると、エラー。
2回目も、3回目もエラー。
試しに・・・と、ばばの血圧を計ってみると、又してもエラー。
ばばが、パニック状態で胸がドッキンドッキンしているので
血圧計まで変になってしまったのか?
「おばちゃん、電池が切れかかっているかも知れないから
家で、電池入れ替えてくるね」とダッシュで家へ。
すぐに新しい電池を入れて、自分の血圧を計測。
上が170、下が110。
ヘッ、こりゃ、おばちゃんより自分が倒れるのでは?と思ったけど
先ずは、おばちゃんの血圧を・・と又おばちゃんの家へダッシュ!
しかし、どうしてもエラーしか出ない。
家で計れたのに・・・と、ばば自分の血圧を計ってみたら
又エラー!!!
一体どうなっているんじゃい!
おばちゃんが「家にも血圧計はあるんだけど・・・」と出してきた。
上腕式の正式な血圧計だ。
しかし、10年以上使っていないと言う。
アームカバー部分についている差し込みを
本体に接続しなければならないけれど、
おばちゃんがしても、ばばが試みても差し込めず。
そこで、又おばちゃんの血圧計を抱えて家に走って帰り
じじに事情を話す。
じじがやってみたら、差し込みとかは上手く出来たけど
電源が入らない。
「10年以上使っていなかったら、バッテリーも本体もダメになっているかも」とじじ。
そこで、血圧計を抱えて又おばちゃんの家に戻り、事情を話す。
おばちゃんの血圧計も、ばばの血圧計も使えない・・・・
そこへ、隣のEちゃんも、おばちゃんを朝から見ていないと心配して来てくれた。
Eちゃんも血圧計を持っているというので、とって来てもらう事に。
Eちゃんの血圧計で、まずEちゃんが自分の血圧を計ると上が160位。
続いてばばが計ると、おばちゃんが何かと話しかけてくる。
Eちゃんが「血圧計っている時、話しかけたらいけないよ」とおばちゃんに注意する。
ばばは、電話がかかってきてからの騒動を思い出して
計測中にもかかわらず何故か笑いがこみ上げてくるのをグッと我慢していた。
やはり・・・高い。
上が180、下が90とか・・・
最期に、おばちゃんの血圧を計ってみる。
やはり、上は170とか、180・・・・高いけど・・・その場にいる3人ともほぼ同じ数値。
何回も何回も交代で血圧を計っているうちに、
「救急車呼んで、おばちゃんを病院へ連れて行かなくて良いのかな?」と思ったけれど
おばちゃん本人は、平常とちっ〜〜〜〜とも変わらい表情。。。。
そこで、ばばはハッと思い出した。
5時半頃、お通夜の出発することを。
時計を見ると、5時前。
あと30分ちょっとで刺身を買ってきて、着替えて準備して・・・・と目まぐるしく考える。
おばちゃん、緊急事態では無さそうだし、付き添いはEちゃんに頼んで置いて
ばばは、とりあえず買い物に行ってこようと出発しようとしたら
Eちゃんが「おばちゃんと2人分も刺身買って来てくれる?
刺身を食べれば血圧も下がり、元気になるかも」とお金を渡したので
ばばは車でいつものお魚屋さんへ。
5時10分には戻れたので、おばちゃんに刺身を届けに行くと
「私はやはり今晩はお通夜行くの止めておくね」と言う。
「それが良いと思います」と言って、次はEちゃんの家へ刺身を配達。
Eちゃんは、もう、着替えていつでも出発できる状態。
更に自宅車庫前には、ばば姉も準備して待っている。
ばば、急げ!
着替えて、身だしなみを整えて、予定より数分早く家を出る事が出来た。
お通夜から戻ると、おばちゃんの家の電気は消えていたけれど
Eちゃんと「明日朝、覗いて見ようね」と話して、それぞれの家へ・・・・・
そして、今朝、8時回ってからじじと一緒におばちゃんの家に行ってみたら
おばちゃんは身支度をして、何処かへ出かける様子。
「おばちゃん!良かった!元気そうで・・」とばばが言うと
「夕べもやはり血圧が少し高かったから、今日は病院行ってくるね」と言う。
良かった〜。それが一番!
そのうち、Eちゃんも家から出て来て、おばちゃんの元気そうな顔を見て
良かった、良かったと喜んで、
迎えに来た車に乗り込むおばちゃんを見送って帰宅。
お昼前、おばちゃんから電話があった。
「心配かけてゴメンね。先生は何処も悪くないって行ったけれど
色々検査して下さい。でないと、隣近所の方を心配させるからと言って
MRIとか、CTとか出来る限りの検査をしてもらったよ。
でもね、悪い所は何処もないって。ただ、塩分の取りすぎかなと言われたけどね」と。
さらに「血圧計もちゃんと買って来たよ」と。
昨日、今日と、この冬一番の冷え込みだったから、血圧も上がっていたのだろうね。
でも、血圧が高くなるって、とてもとても怖いから気をつけなくちゃね。
きちんと毎日計って、お風呂に入る時などは浴室や更衣所を温めて・・・
急激な温度変化が一番怖いと言うからね。
昨夕から今朝まで怒濤のような時間があったけど
今になって見れば笑い話。
家族は勿論だけど、お隣ご近所、みんなが元気なのが一番!
それにしても、何故?大事な時にばばの血圧計は
上手く作動してくれなかったんだろう?
夕べも今朝も、ちゃんと計れたのに・・・・・
そろそろ血圧計、新しいの買おうかな?