せ・つ・な・い
11月27日(木)晴れ
小学生の頃・・・・
友達がたくさんいた。
当時は、隣の集落まで行って遊ぶという事はほとんどしなかった。
先輩も後輩も、集落中の女子が友達。
なぜか、男女仲は良くなくて、特に同級生の男子には
いつも何かしらチョッカイを出されたり、追いかけられたりしていたので
男子から逃げるために、色々な下校ルートを作っていた。
男子でも、同級生だけが敵?で、上級生はばば達に色々教えてくれたし
可愛がってもくれ、一緒に遊んだりもした。
日曜日や長期休業中、放課後など、
家の手伝いが無い時は、集会場に集まって
みんなで缶蹴りやかくれんぼや縄跳び・・・・・
今の子ども達は知らないような遊びもたくさんした。
みんな仲良くて、暗くなるまで外遊びをした。
家の中の遊びって、何があったのか思い出せない位
外遊びが多かった。
登校も下校も、友達と歌ったり、喋りながら・・・
楽しかったな・・・・・・
中学生になって、2つの校区が統合したので
更に友達は増えた。
でも、やはり一緒に遊ぶのは同じ集落の友達が多かった。
中学卒業後、約半数の同級生は就職で都会に出て行った。
残りの同級生は島外へ進学した数名を除き、島内の高校に進学した。
ばばも島外の高校へ行くため島を離れた。
高校では、全校生徒のうち、ばばとあとひとり Yちゃんだけが
島外からの進学だった。
同じ境遇同士、Yちゃんと1番仲良しだった。
卒業後、鹿児島へ進学し寮生活が始まった。
なぜか、奄美大島出身の友達同士が良く集まり、語り友達になった。
勿論、鹿児島市内や郡部の友達もできたけど。。。。。
就職したら、職場には年齢層のうんと違う先輩がたくさん居た。
教えを乞うたりしているうちに、先輩の友達が出来
何年か仕事をしているうちに後輩も入って来て
年齢層の違う友達も増えた。
退職して・・・・・
家に居る時間が長くなると
先輩や後輩の友達とも滅多に会えなくなった。
考えてみると、小学生時代が1番楽しかった気がする。
当時の友達は、今、ほとんど都会暮らし。
就職や進学で都会へ出た子達は、
ほとんど都会で結婚し家庭を築いた。
何十年も・・中学卒業以来会っていない友達の方が多い。
1日中走り回って遊んだ、あの日、あの友達。
もう、2度と時間は戻らないし、友達とも会えないかも知れない。
こんな事を考えている、ばば。
なぜか切ないのは、自分が年をとったという事だろうか?