講演会に・・・他
10月25日(土)曇
今日は、町立図書館のオープン10周年記念行事として
じじの同級生で、埼玉在住の方を招いて講演会があったので行って来た。
講師のお名前は、藤田和子さん。
島で高校まで出て、島で就職し、その後、結婚を機に
埼玉県に出られたという。
高卒で就職した時、「これで良いのだろうか?」と
自問自答されたそうだ。
特に、大学へ進学した友達が、夏休みなど出帰省した折には
色々な事を考えたそうだ。
昭和40年代、都会と比べ、島は情報量が少なかった。
そこで、色々な事を学ぶために「読書」に励んだ。
そのうちに、自分でも色々書きたくなり
女性誌や、新聞等に詩を投稿し始めた。
作品が、新聞や雑誌に掲載されるようになり、
詩よりも長い小説に興味が湧いてきた。
書き続けて数十年。
遂に、去年は「南日本文学賞」「埼玉文学賞」をダブル受賞するという
快挙を成し遂げた。
演題が「やり続けること」だったが、正に継続することが
快挙に繋がったんだね。
色々な事をやっていて、「苦しい・つらい、もうやめようか?」と思った時
そこで諦めるか、もう一踏ん張りするか・・・
一踏ん張りしたからと言って、
必ず良い結果が出るとは限らないけれど
やはり、続けることは大切だと思うと講話を結んだ。
誰も認め、褒めてくれなくても、頑張るか〜
いつも、じじに「褒めてオーラ」出しまくりのばばはダメなんだなぁ〜
話の中で、ご自分のお母さんを題材にした「詩」も
2つほど紹介した。
詩の内容は「母親の子どもに対する思い」。
家が貧しくて、子どもが必要な物を買ってあげられない母・・・
買って貰えない子どもも悲しい行けれど、
子ども以上に母親は悲しんでいると・・・・。
この件では、ばば自分の幼少時代の経験と重なって、胸が熱くなった。
藤田さんのお母さんは、藤田さんが結婚した時、
「もし、赤ちゃんが生まれたら、大きな人形も買ってあげるね。
ピアノも買ってあげるね・・」と言われたそうだ。
そして、お孫さんが誕生すると、
大きな人形を小包で送ってきてくれたそうだ。
藤田さんには買ってあげられなかった大きな人形を、お孫さんに・・・・
・・こういう、お母さんとのエピソードや、島の風習、行事等を
ちりばめた小説が、文学賞という栄冠に輝いたのだ。
ばばは、まだ藤田さんの小説を読んでいないけれど
図書館へ行って、借りて読んでみよう・・・・・
そう、そう、藤田さんの講演の前に、
「徳之島町指定民族文化財芸能発表」もあり、
井之川集落の「夏目踊り」、亀津の「浜踊り」・「田植え踊り」もあったよ。
歌詞は分からないし、意味も全く分からなかったけれど
力一杯太鼓を叩く人、踊る人・・・・
ほとんどが60歳代以上の出演者だったけど、大熱演だった。
徳之島の伝統芸能を、子ども達にどう引き継ぐか・・・・・
大きな課題だなぁ・・と思った。
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昨日はブログでクイズを出した。
じじ、昨日お昼のお茶時に、見事正解したよ。
「九」を、何と読むか?・・答は「イチジク」。
ばば、これ、大分前、小学生から問題を出されたことがあって・・・・・
又、日本の古典文学の中で、娘さんが、お父さんに出した手紙に
「2つ線?」
「牛の角」
「真っ直ぐ」
「ゆがんでいる」と書いたらしいけど
筆文字を書いていたこの時代、答は4つの文字の言葉らしい。
何て書いたのかな?と、出題したけど答は・・・
「2つ線」は「こ」
「牛の角」は「い」
「まっすぐ」は「し」
「ゆがんでいる」は「く」で「こいしく」となるらしい。
娘さんは、お父さんに「こいしくて、会いたい」って、
手紙をしたためたんだって。
ばばは、「難解な漢字の読み方」とかいう本は2,3冊読んだけれど
今、読み返したら、上手く読めるかなぁ・・・
自信は無い。
読めないなら、読めないで良いから、解説と共に又勉強したいな〜。