娘を泣かせた
8月4日(月)晴れ
先月末から休暇を使い帰省していた我が家の3女が
昨日の飛行機で,又、都会へ戻って行っちゃった。
台風で強風雨の日1日を除いて
毎日、母(娘にとっては祖母)との面会にも行ったし
買い物も一緒、食事作りも共同作業で
ほとんど母娘ベッタリの8日間だった。
じじも食事中とか、娘との会話を楽しんでいた。
昨日、娘が帰った後の夕食寂しかったこと。
親子って,いつも一緒に生活できるわけでなし
せめて帰省したりした時は、故郷の生活を
最大限エンジョイして欲しいし、サポートもする。
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昨日は娘の乗った飛行機が出発する時、
じじと姉とばばは、空港横の干潟で見送った。
娘や孫達が帰省する時は、いつもそうしている。
飛行機内から、干潟で見送るじじやばばの姿が
必ず見えるとは限らないが、それでも手を振りながら
飛行機が見えなくなるまで見送る。
昨日は、いつもの通り、干潟へ行き塀の上に上がって
じじは,ばばの白い帽子を振り、ばばと姉は
ピクニックなどで敷いて使う大きなシートを
2人で持って振りながら見送った。
娘から,メールが届き「お父さんが白イッジャケット、
お母さん達が白いタオル?を振るのが見えたよ。
胸がいっぱいになって、泣いてしまった」と書かれていた。
帽子がジャケットに、大きなシートがタオルに見えたらしい。
それでも、気づいてくれたんだ〜良かった!
ばばも、両親と暮らしていた時、帰省して又戻る時は
悲しくて、胸が締め付けられるようだった。
「年老いた両親。次、ばばが帰省するまで元気でいてくれるだろうか?」
という思いが胸を締め付けていたと思う。
今、ばばは親の立場から、「次はいつ娘達と会えるだろう?」とか
都会で仕事に追われる娘達のことを思い、胸が熱くなる。
帰省した時くらい、自由に思いっきり体を休め
リフレッシュして欲しいと思っている。
そう言えば、娘達が小中学生の頃
吹奏楽コンクールやジャズバンドの発表などで
鹿児島や彼方此方に船で行く時、
ばばの父は、家の裏にある「オロギバンタ」という
見晴らしの良い所で、火を燃やし、その煙を
沖行く船に乗っている孫(ばばの娘達)が見てくれるかも
と思いながら、見送っていたそうだ。
父が、話してくれた時、ばばは、祖父が孫を思う気持ちがありがたく
又泣きそうになったよ。
遙か沖行く船の中にいる、まだ小学生の娘。(父にとっては孫)
父が狼煙で見送るなんて予告をしてあるわけでなし、
娘達は港で船に乗り、船室に入ったら
すぐ横になり、友達とお喋りに花を咲かせていただろうに・・・・・
親が子や孫を思う気持ちって、本当に「無償の愛」だね。
そんな父の思い出があるから、じじとばばも
飛行機で発つ娘や親しい人たちを見送る時は、干潟横で
最後まで見送ることにしている。
飛び立つ飛行機と、自分たちの心が何かで結ばれているような
そんな気持ちで・・・・
相手が気づいていても、いなくても
これからも、そんな見送りをすると思う。
来週は、又次女が帰省する。
台風など来なければ良いなぁ・・・・