PPP凄い!最高!万歳!
7月2日(水)晴れ
夕べは、パーカッション・パフォーマンス・プレイヤーの
頭文字をとって「PPP」のコンサートに行って来た。
同じ大学を卒業した女性2名、男性3名で活躍する「PPP」。
PPPのリーダーが、徳之島出身で、じじの友人のお嬢さん、元田優花ちゃん。
この優花ちゃん、小学生時代は我が家の3女と一緒に
吹奏楽やジャズ演奏をしていたので、他人のような気がしない。
1回目の徳之島公演は4年前。
2回目の徳之島公演が決まったと聞いた時、「絶対行く!」と決め
次に、文化会館が満席になりますように・・・と祈っていた。
昨夕は開場が6時30分だったが、姉と一緒に20分ほど前家を出た。
家を出た時は小雨がパラついていて、心配しながら文化会館へ。
既に30名近い人たちが並んでいた。
姉とばばも、傘をさして並んだ。
顔見知りの方々が次々に後ろに並んだ。
小雨が降っていたせいか、15分ほど早く開場してくれて
「前の方からお入り下さい」と誘導された。
前から3番目の中央の席、特等席に座ることが出来た。
周囲を見回すと、まだ100人もいない。
600人のホールが満席になるかなぁ・・・・
しかし、開演10分前になると、
「今夜は満席になりますので、なるべく前の方から詰めておかけ下さい」と。
そして、7時少し過てホールの灯りが落とされ、演奏が始まった。
大迫力。
開演直前までお喋りをしていた小学生もピタッと静かになった。
ホールいっぱいに演奏が響く。
演奏に合わせて、会場からしぜんと拍手が起こる。
1曲目の演奏が終わると、リーダーの優花ちゃんが挨拶をし
第一部が始まった。
プログラムはなくて、曲名は覚えていないが
パーカッションのために作曲された曲を次々に演奏してくれた。
途中でドレミバトンという楽器を使ってトルコ行進曲の演奏が合ったり
運動会のプログラムがあって、かけっこ・玉入れ・借り物競走・組み体操等々
演奏しながら、色々なパフォーマンスを見せてくれ
観客も大盛り上がり。
途中で、メンバー紹介があり、何とリーダーの優花ちゃんが徳之島で
他のメンバーは岡山県・朝霞市・青森県・北海道の出身だそうだ。
彼ら5名は29日のトライアスロンにリレーの部で参加し
何と2位という快挙だったそうで、又々大拍手。
お喋りと演奏とパフォーマンスを交えながら約1時間で第一部が終了。
続いて第二部では、同じく徳之島出身の禎一馬君が三味線を抱えて登場。
彼も、都会で音楽活動をしながら徳之島のPRに努めてくれている。
パーカッションと三味線のコラボで「ワイド節」を演奏。
盛り上がったよ〜〜
座ったまま、踊っている方もおられた。
その後も、客席も一緒に歌ったり、座ったまま踊ったりと楽しい演奏が続いた。
ばばも久しぶりに歌い踊り(と言っても座ったままだよ〜)・・・・・ハイテンション!
最後の曲演奏の前に、優花ちゃんが改めて挨拶。
優花ちゃんは挨拶の途中から感極まって言葉が出なくなってしまった。
彼女、本当は実家のお菓子屋さんを継ぐって言っていたんだって。
でも、高校から大学まで、音楽の道を進み
今は演奏活動に明け暮れる日々。
そんな中、彼女のお父さんが2年前かな?突然亡くなり・・・・・
今はお母さんがおひとりで頑張ってお店を継いでおられる。
優花ちゃんが挨拶の最後に、「ここで、もう一人お礼を言いたい人がいます」と言った。
ばばは、すぐに分かったよ、優花ちゃんが誰にお礼を言いたいか・・・・・
それはね、優花ちゃんのお母さん。
舞台に上から優花ちゃんや、他のメンバーが手招きしたけど
お母さんは舞台には上がらず・・・・
「それなら、こちらから行きます!」と、優花ちゃんが舞台から下りて
客席のお母さんの横へ。
そして、お母さんへ花束を差し出す優花ちゃん・・・・
お母さんが「お母さんより、お礼を言うのはお客さんでしょう!」と
少し語気を荒げて言うのが聞こえた。
優花ちゃんはお母さんに花束を押し付けるように渡し
「ママありがとう!」って。
客席からも大きな拍手が・・・・
優花ちゃんのご両親のお店は徳之島では有名だし
音楽好きだったお父様のことも、そのお父様が急逝されたことも
たくさんの方が知っているから・・・・・・
言葉に詰まる優花ちゃんの気持ちも、お母さんの気持ちも分かる。
ばばも胸がいっぱいになってしまった。
舞台に戻った優花ちゃんは、又元気よくパフォーマンスを始めた。
最後の演奏が終わって、誰も席を立つ人もいなく
拍手拍手拍手!
アンコールに応え、又優花ちゃん達が登場し、1曲演奏してくれた。
最後まで、客席と舞台が1つになった素晴らしい演奏会だった。
じつはね、今回の演奏会は優花ちゃんの同級生達の頑張りもあって
満席になったと思うの。
公演が決まってから、ずっと島内を広報活動して回っていたし・・・・
チケット販売や、当日の受付、舞台裏での活動等々・・・
その同級生達がね、最後の演奏の時花束を持って
舞台へ駆け上がろうと準備していたの。
すると、優花ちゃん達5名のメンバーが.客席に下りて走りながら
演奏を始めたものだから、同級生達は優花ちゃんに気づかれないように
入り口のドアから花束を外へ投げるような感じで隠していたの。
見ていて、微笑ましくて・・・・
同級生って良いね!
演奏の最後に、良いタイミングで無事花束も渡せたけど・・・・・
それにしても、パーカッションパフォーマンスって
演奏能力は勿論だけど、体力勝負だなぁとも思ったよ。
だって、ずっと思い楽器を体前で抱えたり、
上半身をを後ろへそらして、ほぼ頭が床に着く位置で演奏したりもするんだもの。
走り回りながら、一瞬も休まず演奏続けたり・・・
凄いなぁ〜
今年は、文化会館が開館して20周年。
優花ちゃん達がPPPを結成して10年の節目の年に
故郷、徳之島で素晴らしい演奏を聴かせてくれた。
今年4月から昨日までで実に百公演こなしたんだって。
その100番目が、ふるさと徳之島っていうのも、不思議な縁かなぁ・・・・
彼女たち、今年はニューヨーク公演も成功させているのよ。
PPP凄い!最高!万歳!
今後ますますの活躍を祈りつつ・・・・・