蓑・笠

5月13日(火)雨
梅雨時はヤスデ・カタツムリ・ナメクジなどにとっては嬉しい季節。
でも、人間にとっては厄介者。
ばばの知人のお宅でも、入梅前からヤスデとカタツムリが大発生。
塩素系の漂白剤を散布したり、食器洗い用の洗剤を入れた容器に
捕まえたカタツムリを投げ込んだりして少しでも減らそうとしているけど
イタチごっこ・・・・
カタツムリって、足で踏みつぶしても親カタツムリの体内にある卵は生き残り
カタツムリが発生するって、先日初めて知った。
種を守るために、色々な手段があるんだね。
ばばも、粒のカタツムリ駆除剤は買ってあるけれど
雨の日とかにバラ捲いても効果があるのかなぁ?
ネギや植物の葉先で嬉しそうなカタツムリを睨みながら
考える・・・・・・
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雨の日・・・・・
登校する子供達も出勤する大人も大変だね。
昨日夕方、降りしきる雨の中、下校中の子供達を見た。
高校生の男子生徒が6,7人。
4名は傘をさしていた。
あとの子は、傘をさした子の横を濡れながら歩いていた・・・・
少し距離を置いて、今度は中学生の女の子達が歩いてきた。
1本の傘に3人が入っている。
両脇の子の背負ったカバンはビショ濡れ・・・・
その後から、同じく女の子がふたりで1本の傘に入って歩いてきた。
時間が遅かったせいか、小学生の下校するのは見ることが出来なかった。
昨日は朝から濃霧で、おそらく雨が降るだろうと予想できたと思うのだが
傘を持たずに登校した中・高生も多かったのかなぁ。
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雨の日と言えば思い出す光景がある。
ばばが小学校3年生の時、昼から大雨が降った。
5校時の授業中だった。
授業に集中していたばばだが、廊下の方から急に
「センセ〜〜〜イ」と男の人の声がした。
声を発したのは、同級生K君のお父さん。
急に雨が降りだしたので、K君に傘を届けに来てくれたのだった。
その時のお父さんは、蓑・笠といういでたちだった。
「蓑・笠」と言っても、最近の若い人たちは分からないだろうなぁ。
シュロの葉で作った笠と、合羽?のことだよ。
民俗資料館などに行けば、今でも展示されているかな?
ばばの両親も、雨の日、農作業に行く時は「蓑・笠」スタイルだった。
家の裏の畑にシュロの木があって、その葉っぱを切って来て
父が蓑と笠を作っている姿は今でも覚えている。
その日、ばばは傘を持っていたかどうか記憶に無いが
「センセ〜〜イ」というK君のお父さんの声と
「蓑・笠」といういでたちは、何十年経っても
雨の日になると、何故か思い出す。

最近は、急な雨の日は車で傘や合羽を届けるお母さんがいたり
授業の終わる時刻に併せて迎えに来るお母さんが数名校門で待っていたり・・・・・
(これは、ばばが仕事をしていた職場でのことだから、かれ、これ7,8年前のことだよ)
時代によって変わる物・変わらない親心・・・・・・


 

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