柳葉魚

4月26日(土)
昨日、造花の多肉植物に水や肥料を上げていた事を書いた。
それを読んだじじが「ばばとの結婚、
もう少し考えるべきだったかなぁ・・・」ってさ。
と言いつつも「どの植物のこと?」とじじも気になるらしく
トイレに置いていた鉢を窓辺に持っていって確かめていた。
「これが、造花かぁ・・・」というじじに
「ねっ、本物とそっくりでしょ」とまだ悪あがきするばば。
いや、はや・・・

でも、1年以上も本物と信じて世話していたばば、
もう一鉢、面白い形のサボテンのミニチュア?があるけれど
もしかして?あれも偽物かなぁ・・・もう、確かめずに
そ〜〜〜っとしておこう・・・・かな?
あの鉢は、たしか・・・
スーパーの園芸コーナーで買った記憶はあるけれど・・・

昨日は週末売り出しの2日目。
ばばは、あるスーパーのチラシを見た時、
何故かシシャモに目が留まった。
買おう!と瞬時に決めた。
何十年とシシャモなんか買ったことも無いのに。
そして夕方、箱入りのシシャモを買って来た。
すぐに小分けして冷凍庫と冷蔵庫に入れた。
その後、シシャモが入っていた空き箱を処分しようと思ったばばの目に
箱の上に書かれた文字が飛び込んできた。
「子持ち 樺太柳葉魚」とかかれ「樺太柳葉魚」の上には
ご丁寧にも「カラフト ししゃも」と仮名が振られている。
柳葉魚と言えば・・・又しても痛恨の思い出が。

もう、10年以上前の話だけど、給食に柳葉魚のフライが出た。
ばばの職場には、柳の木が1本あり教室の窓を開けると
その柳の木が見えた。
「シシャモは柳の葉っぱと煮た体型から柳葉魚と書く」
という事が頭にピ〜〜ンと浮かんだばば。
いつも、具体的な事から、色々覚えて欲しいと考えていたばばは
子供達に柳葉魚のことを教える又とないチャンスだと思い
給食の始まる前に「今日の給食に柳葉魚のフライがあるでしょ。
この魚はね、形が柳の葉っぱの形と似ているから
柳・葉・魚と書くんだって。ほら、柳の木向こうにあるから昼休みにでも見てね」
と言いつつ、柳の木を指さそうとした途端、
教室の窓ガラスにしたたか頭を打ち付けたばば。
ガラス戸があまりにきれいに磨かれていて・・・・・・・
と言うのは言い訳がましいね。
「痛い!」という事より、恥ずかしさが先に立った。

「大丈夫?ばばちゃん〜」と心配する子供達に
前頭部を押さえて、「みんな給食食べていてね」と言い、
トイレに走り、鏡でたいした怪我では無い事を確認した後
上司の部屋へ行き「すみません。窓ガラスを割ってしまいました・・・」と報告。
一瞬、呆気にとられた上司だったが
「怪我は大丈夫?保健室行かなくて良いの?」と気遣って下さった。

この事件から2年後かな?
校舎は新築された。
勿論、ばばが窓ガラスを頭突きで割ったからじゃないよ〜。

柳の木も無くなった。

ばばが退職する時、ある男の子が「柳葉魚事件」のことを
ばばに話して「ばばちゃん、覚えていますか?」って。
覚えていますとも〜
生涯忘れられない赤っ恥話だよ〜。
ばばに問いかけた男の子や同級生達も、この4月から大学生。
10年以上前の「シシャモは柳葉魚」と書く・・・ってこと
覚えていてくれる子は、ひとりもいないかも知れない。

自分のそそっかしさを再認識させられた「柳葉魚事件」。
ばばの「石頭」と「そそっかしさ」はますます磨きがかかっている昨今。

今日のお昼は焼いた柳葉魚もメニューに加わるよ。
色々な事、噛み締めつつ、いただきます!。


 

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