娘よ、泣かせるねぇ・・・・
4月2日(水)曇
「父の第二の人生のライフワークが形になりました。
コツコツ続ける事の大切さは、
いつも父から学んで来たような気がします。」
娘がフェイスブックに書き込んだ一文にホロッとした今朝のじじ&ばば。
「父の第二の人生のライフワークが形になりました」というのは
退職後、じじが撮りためた野鳥の写真の展示会が
町立図書館で始まったのです。
館長さんのIさんとじじが同級生で、以前からお話しはありましたが
なかなかじじが重い腰を上げず・・・・・・
去年辺りから徳之島世界自然遺産登録へ向けて・・・という事もあり
徳之島の野鳥等の写真を展示するのも、その一環として
Iさんが考えて下さったのかも知れない。
じじが、5,6年かかって撮り溜めた野鳥の写真は
優に1000枚位はあるだろうか?
毎日のホームページへのアップは、ばばも見ているが
同じ画像がA版に拡大印刷され、ラミネートまでされて展示されると
全く別物のようで、恥ずかしくて図書館の入り口付近で
チラッとしか見ていないばばも感動を新たにした。
また、昨日お昼過ぎ、奄美新聞のMさんから電話があり
じじが応対したが、何とじじの「野鳥写真展」の事を
記事にして下さるというのだ。
面はゆい気もしたけれど、夕べは娘達にもメールしたら
長女は既に、あるフェイスブックで見て知っているって返信が来た。
その後、今朝、娘のフェイスブックを見たところ
じじとばばを「ウルッ」っとさせる書き込みがあったのだ。
その書き込みを読んでからの朝食時のじじとばばの会話は
これまでの数年間の撮影や遠出についてのことだった。
じじからばばに思いがけず感謝の言葉があり、ドキッ!
隣町での撮影時など、ばばが運転してくれるから
じじは疲れず撮影できるし、又車窓からの撮影も出来るって・・・
ばばは、ただ、じじに長距離運転させるのが可愛そうで
自分から専属運転手を買って出ていただけなのに。
いつも、じじをからかってばかりのばばだけど
今回の展示には胸が熱くなった。
と言うのも、じじは10年前大病を患い、定年まで勤めず退職した。
大手術の後はげっそりと痩せて、
家族全員が暗い気持ちになった時期もあった。
でも、自己管理をきちんと出来るじじは、色々なことに気をつけて生活し
絶望の淵から立ち上がった。
趣味だったパソコンの技術を生かし、
友人Kちゃんに教えてもらったりしながらホームページを立ち上げた。
じじより3年遅れて退職したばばも、いつの間にか
ブログなど書かされるように?なってしまった。
ホームページには、じじが好きな野鳥の写真や
徳之島の動植物、昆虫、地域行事等載せていた。
しかし、いつの間にかじじが一番好きな野鳥の写真と動画が主になった。
「少しでも良い写真を撮りたい」とカメラも買い換えた。
ネット仲間、「天城の鳥博士」こと、Yさんのバズーカ砲のようなカメラに触発され
大きなカメラに。
カメラは、あまりに重くて、下げて遠距離を歩いて撮影することは無理。
そこで、車で出かけ撮影するようになった。
隣町まで出かけての撮影時は、ばばが専属運転手で
ばば姉が助手となった。
そうして、ここ3,4年くらいは野鳥を追って全島中を駆け回っている。
ある時は不審者にも間違えられ、又ある時は職務質問らしきものもされた。
亀津の真ん中を流れる大瀬川で対岸の野鳥を狙ってバズーカ砲を構えていたら、
たまたま近くにいた警察官に声をかけられてしまったらしい。
今となっては笑い話だが。
あんなこと、こんなこと・・・・
思い出すと笑いたくなることもたくさんあるけれど、
一番身近な娘が「コツコツ続ける事の大切さは、
いつも父から学んで来たような気がします。」
と書いてくれたことが何より嬉しい。
じじとばばのホームページの始まりは、
都会で暮らす娘達へのメッセージ代わりだったから。
じじは、写真や動画で徳之島の自然や動植物の素晴らしさを娘達に伝え
ばばは、毎日ブログを書くことで「お父さん、お母さん元気だよ〜〜」発信。
コツコツ続けること・・・・・
娘達が小学校上がる前からじじは娘達と一緒に
朝ジョギングを10年近く続けた。
すぐ熱発していた娘は健康になり、長距離走では自信も付いたと思う。
娘達に「継続は力なり」を身を以て伝えたかったんだね、じじは。
じじは身を以て娘達に色々教えて来たけれど
ばばは・・・・と考えると、じじに頭が上がらないなぁ・・・・
改めてじじの頑張りを褒めてあげたいという思いにさせてくれた、
今回の「野鳥展」。
図書館長のIさん、そして、新聞にまで取り上げて下さった
奄美新聞のMさん、本当に本当にありがとうございます!