火事だっ!
6月9日(日)曇
夕べ9時少し前、ウゥゥ〜〜〜ウゥゥ〜〜サイレンの音!
パトカー?
カンカンカンカン・・・・・・鐘の音。
ピーポーピーポー救急車。
火事だっ!
それも近場。
じじはすぐ屋上へ駆け上がった。
下りてきて「オイッ、火事だ!おばさんの家付近だ!」と言うや
駆け出して行った。
エッ!
ばばは屋上へ駆け上がった。
そして、南の方を見る。
炎も煙も見えない。
次に北の方に目を転じると!
我が家から直線距離50メートルくらいの所から煙と炎が吹き出している。
家中の戸を閉め、鍵をかけて下の道路へ下りた。
家の前のスナック入り口では男性ふたりが携帯でどこかへ電話をしている。
「○○の家かも!」と走って行くおじさんがいる。
みるみるうちに我が家の前の道路は北から南へ走り、歩き、動く人の波。
と、そこへ若い青年が来て、道路の真ん中に立ち
南から北へ行く車を誘導し始めた。
「すみません〜消防車の邪魔になりますので迂回して下さ〜い!」と。
次々と消防車が到着し、パトカーが来て・・・・・・
道に突っ立っているばばに「何処ですか?燃えているのは?」と
聞く人もいるけれど、ばばだって分からない。
とにかく、我が家と目と鼻の先で
親戚のおばさんの家辺りだということは分かる。
おばさんは2年前亡くなり、子供達も都会で暮らしていて
現在は貸家で、知らない人が住んでいる。
まさか!
おばさんの家では無いよね・・・と祈りながらも怖くて動くことが出来ない。
じじもまだ帰ってこない。
一旦自宅に上がり、今度は裏口から出て路地を走っておばさん宅の前まで行った。
燃えているのはおばさんの家では無かった。
暗い中で見ると、一見おばさんの家と同じ敷地にある建物のようにも見えたが
実際は、細い路地を挟んだすぐ後ろのコンクリートの建物が燃えている。
外側がコンクリートなので、中から煙と炎が吹き出している。
消火活動が続いている。
周囲に集まった人たちが炎と煙を見続けている。
あの辺に人が住んでいたかなぁ・・・・
数年前も、すぐ近くの空き家が不審火で燃えた。
以前のブログに書いた「ヒミツの小道」脇の建物だ。
夜なので、はっきりとは分からないが、ほぼ間違いない。
立っていても仕方が無いので、家に帰り姉に電話した。
消防車の音がした途端、心配して電話をくれていたから。
10時前になっても、家の前の喧噪はおさまらない。
空き家ということだから、人的被害は無かっただろうが
それにしても数年の間に目と鼻の先で2件の火事。
不審火だろうなぁ。。。。
悲しい、火事事件だったけど、そんな中、嬉しいこともあったよ。
ばばが、火元が分からず家の下でオロオロしていた時に
バイクでひとりの若者が近づいてきた。
よく見ると、お世話になっている大工さん。
火元は何処だろう・・・とか話しているうちに
ばばが「もしかして、叔母の家かも知れない」と言うと
「じじさんに連絡した方が良いですよ」
「じじは駆け出していったきり、戻っていないんです」
じゃ、自分と一緒に行って火元を確かめてきますか?」
「いえ、じじの帰りを待っています。.何かあれば、
じじがすぐ帰って来て何か言うはずですから」
「では、何かあったらうちの社長か、母に電話をして下さい。
みんなで駆けつけてお手伝いできることがありましたらしますから」
「ありがとう」
「じゃ、お気をつけて」
「気をつけて帰ってね」
何かあれば、連絡下さい。
出来ることがあれば、お手伝いします。
・・・ありがたいですね。
身内でもないのに、気遣ってくれている。
優しい言葉がけに感謝。
そう言えば、去年の台風で旧車庫が壊れ
トタンとかが風邪にバタバタ揺れてた時も
この大工さん達兄弟が連絡をくれたり、応急処置をしてくれたの。
両親宅のリフォームをお願いしたという事からのご縁だが
ありがたいことです。
人と人のご縁は大事にしていきたいと改めて思ったばばです。
今朝、ジョギング帰りのじじが火事現場近くを通ったら
警察の方が彼方此方に座っていたそうだ。
本格的な現場検証が始まるのだろう。
たった1本のタバコの燃えがら、マッチ、火の消し忘れ等から
大きな惨事になる火事。
ばばも火の元の点検をしっかりしようと思います。