明け方の夢・3つの宝物

12月5日(水)雨
午前中は何とか持ったけど、昼からはシトシト冷たい雨の徳之島。

夕べは夕食が早かったので、9時過ぎには寝床に入ったばば。
でも、結局はじじが寝る時間まで布団の中で
読書したりラジオを聞いたりで、消灯したのはいつもと同じ11時過ぎ。
体は疲れているはずなのに、熟睡できず
一眠りしたら目が覚めた。
じじも、携帯の明るさで時刻を確かめていたので
「何時?」と聞くと「2時半」と言う。
「じゃ、もう少し寝なくちゃ」とばばは布団をかぶった。
じじも再び寝たようだった・・・・

二度寝してしばらく経って夢を見た。
家族みんなで旅に出て、旅館の畳の部屋で寝ていた。
じじは途中で起きて(何故か?)川へ行った。
ばばも付いて行った。
すると川の浅瀬に赤い魚や黒い魚がたくさんいて、
じじはその魚を四方八方へ捕っては投げ、捕っては投げた。
急にじじが走り出したのでばばも又後を追った。
すると旅館へ来ていて、部屋へ入ると孫が「寒いよ〜、寒いよ〜」と
ガタガタ震えていた。

次の瞬間、ばばは夢から覚めた。
そして、ばばの耳に飛び込んできたニュースが
中村勘三郎さんの訃報だった。
日本の伝統文化の担い手がひとり減ってしまい残念ですね。
まだ57才だったそうですね。
ご冥福を祈ります。

じじも同時に目覚めていたので、ばばは見た夢のこと夢中で話した。
時刻は5時前後だったかなぁ。。。。
じじは「目が覚めたら寝ているのが勿体ない」と言っている。
ばばは「何度寝でもできるよ」と変な自慢をした。
じじは、ベッドの上で起き上がって、しばらく座って居たが
「年はとりたくないなぁ。。。。ばば、僕の年を2つくいらいもらってくれんね」と言う。
ばばは「じじ、ばばは2才なんてしみったれたこと言わないよ。
何なら、ばばの年、ドォ〜〜ンっとまとめて20才くらい上げるよ」と答えた。
じじは「それはいらんよ〜」と言いながらサッサと起き出した。
ばばは、三度寝。

そして、いつもの起床時間にやっと起き出した。

ばばは、いくらでも眠れるのに、じじは5,6時間眠れたら良い方。
じじの母方の叔母が「年をとったら眠れない」とよく言っていたが・・・・
さては、じじ年をとった証拠かもよ〜眠れないのは。
じゃ、いくらでも眠れるばばは若いとでも言いたいの?
いえいえ、ただのグウタラなだけ自覚はしているんです。

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昼からリフォーム後のカーテンを頼んであった、じじの友人が来てくれた。
我が家へ入ると、じじのタンスの上に飾ってある
「キバナコスモスの押し花額」「徳之島の野鳥や果物を描いた色紙」
「2羽のアカショウビンの写真額」を友人は
「綺麗ですね、凄いですね。」と言いいながら見入っていた。
押し花額は、今は亡き従姉妹姉さんが「まるで形見のように」亡くなる
数週間前に届けてくれた物で、
色紙は3年前の夏「日食撮影」でわざわざ奄美まで来て下さった
Sさんのお嬢さんが色紙の周囲にはサンコウチョウやアカショウビン、
マンゴーやアダンの実などを描いて、真ん中には
じじとばばへのお礼状を書いて送ってくれた物だ。
アカヒゲが2羽バナナの葉に留まっている写真は
じじの先輩が写した写真を額に入れて「じじの退職祝い」にと送ってくれた物。
3つとも我が家にとっては宝物で、いつでも見える場所に飾ってある。
この3つを見る度に、今は亡き従姉妹姉さんのことを思い出し
じじの先輩に感謝し、都会に暮らすSさんのことや、
まだお目にかかったことのないご家族のことを思う。
この3つの額は「人と人の絆」「思い合う心」の大切さなどを
改めて考えさせてくれる。
今後も我が家の宝物として飾り続けられることだろう。

 

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ばば
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