母校の卒業式
3月22日(木)晴れ後曇り
あれっ?日にち間違えてた!
昨日も22日って書いてる〜〜。
ばば〜、しっかりせい!
ハイッ!ごめんなさい。
♪学びの友の500余が、朝に夕べに鍛え磨く・・・
ばばの卒業した小学校の校歌。
そう、今日は、島内小学校の卒業式。
ばばも行って来ました〜、母校の卒業式へ。
今年の卒業生は,5名。
入学時は,7名だったんだけど6年の間に3名が転校、
1名が転入・・・・そして5名で迎えた今日の卒業式。
ばばも5年前から「卒業式には必ず行くからね」と約束していたので、
今日は久しぶりにスーツを着て母校へ。
学校に着いたのは9時40分。
懐かしいなぁ・・・1年ぶりの学校。
5年前に退職したばばだけど,卒業式には毎年行っている。
今年が最後になるだろうな、きっと。
今日卒業する子供達が最後の年に一緒に学んだ子供達だから。
受付に行くと、元同僚から「ばばちゃ〜〜ん、子供達が
ばばちゃんが来るのを楽しみにしていますよ」と伝えられ
胸がキュンとなってしまった。
10時きっかり、卒業生が入場し、開式。
子供達大きくなったなぁ〜。
担任の先生の後に続いて、ひとりひとりがしっかり胸を張り
少し緊張した面持ちながら,堂々と入場してきた子供達。
開式の言葉、国歌斉唱・・・卒業証書授与と続く。
たった5名なので,卒業証書授与はほんの4分ほどで終わった。
続いて校長先生や、教育委員会、PTA会長、町長さんから
お祝いの言葉があり、卒業生と在校生の呼びかけ・・・・と続き
式はちょうど1時間で終わった。
呼びかけの時は、5名が朗々と大きな声で,自分の言うべき言葉を言い
一緒に歌い・・・立派だったよ。
恥ずかしがり屋だった子も,内気だった子も、見事大役を果たしていた。
成長したねぇ。。。。。
この1年間、たった5名で、後輩をしっかりリードしてきたんだね。
偉いね。
退場してくる子供達より少し先に会場を出て,入り口で子供達を迎えた。
ホッとしたような表情の子供達ひとりひとりに
「おめでとう〜、良い式だったよ〜」とねぎらいの言葉をかけ
ちょっとした記念の品を渡し。
別れて5年。
ほとんどの子が,ばばより背も高くなっている。
頼もしいね。
4月からは中学生。
今までは最高学年だったのに,今度は新入生になって、
又、違う世界での生活が始まるね。
通学距離も少し遠くなるけど、楽しい中学生活が送れると良いね。
隣集落の子供達とも一緒に学ぶから、仲間も増えるね。
今日の式の参加者は、卒業生5名、在校生44名、職員約12名、
来賓16名、保護者や地域の方々約20名。
本当にこぢんまりした式だった。
文頭に書いた、校歌では「学びの友の500余が」と歌っているけれど
現在在校生は49名になっているそうだ。
5名卒業して、4月には何名入学するのだろう?
約半世紀の間に、児童数が十分の一にまで減ってしまった、ばばの母校。
全島中の小中学校でも同じような傾向だろうなぁ・・・・
子供の声が溢れていた、ばばの小さかった頃の集落や学校。
たまに、平日実家集落へ行っても外で遊ぶ子供の姿も見えず、声も聞こえない。
寂しいなぁ・・・と思う。
もう、2度とあの賑やかだった頃の再来はないだろうな・・・・
子供が少なくなる集落自体もだんだん元気がなくなっていくような気がする。
今は、ほとんどの子供達が高校卒業して進学や就職で都会に出ると
なかなか島へ戻ってこない。
母校の卒業式に出てみて、島の将来のことまで色々考えさせられた。
いつまでも穏やかで、子供の声溢れる島で会って欲しいものだが・・・・・