島口(徳之島の方言)

3月19日(月)曇り
夕べ、シャワーを使いながら、なぜか島の方言のことが気になった。
そして、口には出さず色々言ってみた。

体の部位の言い方
標準語         方言
指(ゆび)・・・・・・・うびぃ(表記できないなぁ・・)
耳(みみ)・・・・・・・みん
手(て)・・・・・・・・てぃ
目(め)・・・・・・・・むぃ(表記できないなぁ・・・)
爪(つめ)・・・・・・・ちむぃ
耳たぶ(みみたぶ)・・・みんちゃぶ

調味料や食品
砂糖(さとう)・・・・・さた(黒糖はクルザタ、白糖はシルザタと言う)
油(あぶら)・・・・・・あんば
水(みず)・・・・・・・みぃじぃ(表記できないなぁ)

動物等
馬(うま)・・・・・・・まー
鳥(とり)・・・・・・・とぅい
亀(かめ)・・・・・・・かむぃ(表記できないなぁ)

こうしてみると、方言と標準語に何処か似たような音(おん)が入っているね。
今更ながらだが、ばばは考えることがある。
ばば達が小学校の高学年か、中学生になる頃から
「方言使用禁止」ということで、標準語を使うようにはなったが
この時の命令?・指示?はどこから出されたのだろう?
県の教育委員会?それとも?
ばば達子供の頃は、ずぅっと方言を使っていたが
テレビもなかった時代、ばばの両親は、どのようにして方言オンリーの生活から
標準語を使えるようになったのだろう?

同じ徳之島でも、校区とか、住む集落によって方言は多少違うが
島内の方言なら、ほぼ理解できると思っているばば。
でも、結婚してすぐの頃、義母やじじが「キチベェイ」という言葉をよく使っていたが
ばばには、全く意味不明。
なんと、「キチベェ」とは「酢」のことだった。
結婚後、なるべく方言を使おうと思ったけれど
義両親と話すとなると、アクセントが違うし、
たまに全く違う言い方をすることもあるので、遠慮して方言は使わなかった。
今、じじとは良く方言で話すけどね。

島の方言は、年々寂れて来ていると思う。
第一、つかえる人が少なくなっているし、使う人も少ないからね。

ばば兄は、島の方言を卒論のテーマに取り上げ
全島中回って聞き取りをしたり、ノートに書いていたけれど
貴重な資料となったであろう、そのノートは
今どうなってしまったのかなぁ・・・・・・
もしかして・実家の蔵に残っているかもしれないなぁ。。。。。

島の方言では、面白いものもたくさんあるよ。
例えば・・・・「ホウセンカ」のことを「カマックッワ」
「ハマユウ」は「ハグィッコ」(表現不可)
「どじょう」は「ヤートゥイ」、「オタマジャクシ」は「タビラ」等々。

他にも、「キクラゲ」のことを「ミングイ」と言うけれど
耳の形と似ているかなぁ・・・と思ったりする。

だんだん廃れゆく「貴重な島の宝」として、方言のことをもっと知りたいな。
先輩の方々に、色々教えてもらおう〜〜っと。

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ばば
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