摩訶不思議な・・・・・

1月10日(火)曇り後小雨
今していることなのに、今、見ていることなのに、
ずぅっと昔、同じようなことがあったような気がする・・・・
こんなことって、ない?
ばばは、最近はあまりないけど、若い頃は、よくあったの。
高校生の時、哲学が専門のM先生に話したら
「それは、前意識と言うんだよ」って言われた。
「ふぅ〜〜ん。そうなのかぁ〜」と思っただけで
当時、深くは考えることも、探求することも無かった。

でも、人間怖い体験をしたりすると
なかなか忘れられないことってよくあるよね。

ばばは、ブランコが揺れているのを見るだけで
目眩がしたり、気分が悪くなったりする。原因ははっきり分からない。
ただ、小さかった頃父が家の中や庭にブランコを作ってくれた。
そのブランコに喜んで乗っていた。
友達や、兄姉が背中を押してくれ
大きく揺れるのが楽しかった・・・と言う記憶がある。
ところが・・・・いつ頃からか?自分がブランコに乗って
漕がずに座っている分には良いが
漕ぐと、急に気分が悪くなり、目眩までするようになった。
子供を相手にする仕事柄、子供はブランコが大好きで
休み時間は競ってブランコに乗る子供達を
最初のうちは横について見守っていた。
わずか10〜20分間だったが、一番つらい時間だった。
何故だろう?
記憶には無いけれど、小さい頃喜んで乗っていたブランコで
よっぽど怖い思いでもしたのだろうか?
今でも原因は分からないけれど、
ブランコはばばにとって「恐怖の遊具」だ。

あとひとつ、ばばが怖い物がある。
それは、エレベーター。

今日も父を見舞いがてら病院へ行った。
雨が降っていたので、車は地下駐車場に入れた。
普段、階段を上るばばだが、たまたま目の前のエレベーターが
地下で止まっているのを見て「これで上がろう!」と即断。
乗ったのはばば一人。
それなのに、乗った瞬間、恐怖が・・・・
「もし、このエレベーターが途中で止まったら・・・」
「開」ボタンを押して飛び出したいのを我慢して
エレベーター内の壁に背中をくっつけ、目を閉じた。
当たり前のことだが、エレベーターは動きだし、数秒後には目的の階に停止した。
ドアが開くや、ばばは飛び出した。
廊下へ出た瞬間、ほっと安堵した。
何故、これほどエレベーターが怖いのか?
それは、20数年前の怖い体験があるから・・・・

20数年前、ばばの長姉が急に倒れ病院へ運ばれた。
次姉とばばは毎日病院へ長姉を見舞った。
ある時、いつものように長姉を見舞った後、
車に乗るため地下へ下りるエレベーターに乗った。
エレベーターは普通に動き出し、程なく地階で止まった。
普通なら、ここでスゥ〜〜とドアが開くはず。
ところが、どうしたことか、その日はエレベーターのドアが開かない。
数秒経っても、ドアは閉まったまま。
まさか?想定外の出来事が起こってしまった!
乗っているのは次姉とばばだけ。
エレベーターのドア1枚隔てて、駐車場で
車が動く音も聞こえるのに、ドアが開かない。
ばばと姉はエレベーターのドアをたたきながら
緊急用のボタンを押しながら、「開けて下さぁ〜い!!!」と大声で叫んだ。
普段、超冷静な次姉も大声で叫んでいる。
ところが、誰もばば達の声に気づいてくれない。
そこで、次姉とばば、今度はエレベーターのドアをドンドン叩きながら
いっそう声を張り上げて叫んだ。
「中に人がいます。開けて下さぁ〜〜い!!!」と。
それでも、誰も気づかず、ドアの開く様子もない。
万事休す!
閉所恐怖症のばばにとって、これ以上の恐怖はない。
パニック状態になり、ドアを叩き続けた。

どれほどの時間が経ったかは分からない。
エレベーターはばばと次姉を乗せたまま上昇を始めた。
??????訳が分からない。
それでも、動いてくれて良かった!
その時、何階かでエレベーターのドアは
何事も無かったかのようにスゥ〜〜と開いた。

止まったのが何階だったのか?
ドアが開いて、誰か人が立っていたのか?
全然記憶に無い。

だけど、あの恐怖は未だに忘れられない。
毎日のように病院へ行くばばだが、2基あるうちの、
特に地階へ下りるエレベーターにはなるべく利用せず、階段を使う。
別の1基も、連れがいる時とか、よっぽど疲れている時とか、
急いでいる時以外は使わないように心がけている。

あの時のあのエレベーターの一時停止、一体何だったんだろう?
話しても信用してくれる人もいない。
でも、これはばばだけで無く、姉も一緒だったから
決して空想とか作り話ではない。

世の中、いつ、どんな摩訶不思議なことが起こるかもしれないと
ばばは思っている。

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