同級生の奥様が・・・・
12月8日(木)小雨時々晴れ
昨日の朝、姉からメールが入った。
「あなたの同級生、S君の奥さんが亡くなったそうです」・・・と。
エェ〜〜〜〜ッ!!!
まさか!
S君とは小・中学校の同級生。
卒業以来、同窓会にも滅多に顔を出さないばばは、
S君と直接顔を合わせ、話したりしたことはなかった。
S君の弟とは、よく買い物に行くお店で顔を合わせていたが・・・
何十年も直接言葉を交わすこともなく過ぎていたが・・・
偶然というか、2年前だったか?S君夫妻と会った。
もちろん、奥様は初対面。
こともあろうに、数十年ぶりの再会は
ばばがS君夫妻に助けていただく・・・という形でだった。
その日、姉とばばはお墓参りに行った。
ばばの長姉のお墓にお参りするため、お墓の横に車を止めた。
お参りを終えて車に戻った時、
ばばの車が突然動かなくなった。
機械に疎いばばと姉。
どうしよう〜!車が動かないことには家に帰れない。
車を止めた場所は、お墓の横の狭い道とはいえ、
たまには近所の方達が車で通る道。
ばばの車が動かなければ、道路が塞がれ他の車は通ることもできない。
その時、車を止めた、すぐ下の畑で農作業をする夫婦がいた。
ダメモトで、「すみません。車が急に動かなくなったんですけど・・・」と
声をかけると、夫婦ですぐに走ってきてくれ、ばばの車を見て
さらに、自分の車から何か機具を出してきて
ばばの車を動くようにしてくれた・・・・・・・・・・・・。
この時の夫婦がS君と、その奥様だったのだ。
感謝の気持ちいっぱいでS君達と別れ、
家に戻る途中、車を整備会社に持って行き、
修理してもらって事なきを得たばば。
それから数日後、実家へ行く用事があり、ついでにお礼がてらS君の家に寄った。
S君と奥様はとても恐縮しながらも、いろいろ話も弾み
何と!S君夫妻の長男さんは、じじの教え子だということもわかり
さらには奥様はばば達の住まいのある集落の方だと言うことも分かった。
そういうご縁で、S君ご夫妻のことはばばの心に
あたたかい思い出として残っていたのだが・・・・
あのとき笑顔でお喋りした奥様が亡くなられたなんて・・・
夕べはお通夜へ行った。
喪主席に座るS君の姿が痛々しく、深々と頭を下げるしかできなかった。
奥様は、まだ58歳という若さだった。
お通夜の席には、島にいるばばの同級生のほとんどが出席していた。
S君の近くに住む同級生の話によると、
奥様は2年近く療養されていたとのこと。
ばばがお世話になって程なく、療養生活に入られていたようだ。
祭壇から、にこやかに微笑む奥様の遺影に改めて合掌した。
最近、お悔やみが多い。
年の近い方や、親しい方とのお別れが続くと
「自分は後何年元気で過ごせるんだろう・・・」と、つい考えてしまう。
誰にもいつかは訪れる人生最後の日。
他人事ではなく、自分のこととして考える最近。
ばばは思う。
じじや家族をもっと大事にしよう。
自分ができる限りのことは家族にしてあげよう・・・・・と。