じじ対孫の攻防、他
12月1日(木)曇り
昨日夕方、ホームセンターに行った。
お店に入った途端、もの凄く大きな泣き声が聞こえてきた。
「一体何事?」と、思いながらも
自分の買う品物を物色しながら店の奥へ進むと・・・
あらら?
3歳ぐらいの男の子が、体全体で泣いている。
「嫌だっ、嫌だっ嫌だぁ〜〜〜」と叫びながら
顔を真っ赤にして泣き叫ぶ男の子。
横にいるのは、この子のお爺ちゃんらしい。、
あまりにその子の泣き方が激しいので、
ばばは少し離れて観察することにした。
お爺ちゃんと男の子が立っているのは、クリスマスの飾り付けがされたコーナー。
下の棚には、いろいろなおもちゃの箱が積まれていて
その男の子は、自分の体より大きな箱を抱えて泣いている。
お爺ちゃんは、「。。。。。。。。」と呟いている。
そして、男の子が持っている箱を棚に戻そうとすると
男の子は一段と声を張り上げて泣く。
お爺ちゃんが箱に手をかけると、必死に箱にしがみつき
さらに声を張り上げる。
お爺ちゃんが無理矢理大きい箱を棚に戻し
小さい箱を取って男の子に渡そうとすると
全身の力を使って、お爺ちゃんの方へ箱を押し戻す。
見ているばばは、だんだん興味がそそられてきた。
あの大きな箱に入ったおもちゃ、一体値段はどのくらいするんだろう?
孫の大泣きに負けて、おもちゃを買ってあげるのだろうか?
男の子は、時々大声を一段と張り上げながら
ずぅっと泣き続けている。
ばばが店に入っても10分くらいは経っているだろうか?
こんなにも泣けるもんだ・・・と思いながら
そっとお爺ちゃんに近づき
「そのおもちゃって、お値段どのくらいするんですか?」と聞いてしまったばば。
「6000円もするんだよ〜」とお爺ちゃん。
孫の頑固さに値を上げかけているようだ。
おもちゃは、「働く車」のクレーン車のようだった。
あの大きさから言えば、もう組み立てられた車が入れられているのかなぁ・・・
お爺ちゃんとお孫さんの攻防の結末がとても気になったけど、
外は、もう薄暗くなっていたし、小雨も時折ぱらついていたので
ばばはその場を離れ、自分の買い物を済ませ、車に戻った。
車に向かって歩きながら、一緒にいた姉が
「あの空、見て!」と言うので見上げると
空一面オレンジ色の雲が流れるような形で広がり
青空?ものぞいている。
何だか、美しいと言うよりは、ちょっと不気味な光景。
じじに電話して写真撮っておいてもらおうかな?とも思ったが
光量不足かな?と思い止めた。
最近、空の色や雲など、ちょっと通常と変わっていると
「何かの前触れでは?」と気になるばば。
平穏な日々が続きますように・・・・・