久しぶりに・・・・
10月15日(土)雨
3日前だったかな?留守電が入っていた。
聞いてみると、懐かしいS姉さんから。
「ばばちゃん、今日は刺身あるからね〜〜」っという電話だった。
ばばが、丸3年近くも、毎夕欠かさず通った鮮魚店のお姉さんからだった。
色々な事情でお店を閉めて約2ヶ月。
S姉さんのお店で刺身を買っていた時は
夕方行きさえしたら、その日の一番美味しい刺身を見繕って切ってくれた。
そんな中で,S姉さんとばばの間には
次第に信頼関係が生まれ、ばばが落ち込んでいる時など
力強く励ましてくれたり親身になって色々話してくれたS姉さんだった。
ところが・・・・8月末、S姉さんのお店が閉店してから
ばばは、あちら、こちらのスーパーを巡っては
刺身を買わなければならなくなった。
スーパーへ行く時間によっては、欲しい刺身が買えなかったり
毎日夕方になると戦々恐々としていた、ばば。
なるべくじじの好きな刺身を食べさせてあげたい・・と
駆け回っていたのだが・・・・
電話があった日、久しぶりにS姉さんのお店に行った。
カーテンも閉まったままであったが、
通い慣れたお店。
ドアを開けてサッサッと入り・・・・
数ヶ月ぶりにS姉さんと対話しながら刺身を切ってもらった。
その晩の刺身は格別だっただろうな・・・じじ。
S姉さんは、鮮魚店を再開したわけではないが、
私的に頼まれた時など、特別に少しだけ魚を仕入れているらしい。
昨日も「今日も刺身あるよ〜」との留守電があり、夕方出かけて買って来た。
帰り際に「明日もあるからね」と言われたので、
今日も雨の中、傘を差して張り切って出かけ、買って来た。
「明日は無いよ〜と言うまでは、毎日おいでね」と
今日も言って下さった。
ありがたいなぁ・・・・
S姉さんのお店が、普通に開業していた頃は
義父を病院へ見舞った後、必ずお店に寄り
刺身を買いながら、色々な世間話などもして、ばばも気分転換の場ともなっていた。
このお店で知り合い、友達になった人も何人かいる。
ばばにとって、かけがえのないお店だっただけに
閉店はとても寂しかった。
いつまでお刺身があるかは分からないけれど、
しばらくは、大好きなS姉さんと顔を合わせることができ、
楽しいお話が聞け、じじのために美味しい刺身が買える。
嬉しいな!
S姉さん、ありがとう!!!
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昨晩、悲しい知らせがあった。
ばばの後輩のお母さんが亡くなられたと・・・・
じじやばばの年代になると、嬉しいことよりも
悲しいことの方が多くなるような気がする。
親しくしていただいた方との永遠のお別れも多くなってきた。
後輩のお母さんの告別式へ出かけたが
雨の中での出棺となった。
葬儀に参列する度に
「一日一日大切に、謙虚な気持ちで生きなければいけないなぁ」と
思うばばであるが・・・・・