生命力・他

3月13日(日)晴時々曇
顔見知りと会うと、「凄い地震だったんだねぇ。怖いねぇ」が挨拶代わり。
本当に、想像を絶する大震災だったんだね。
時間が経つと共に刻々と報道される被害状況を聞くにつけ胸ふさがる思いだ。
被災された方々に、改めてお見舞い申し上げます。

夕方、買い物に行く時両親宅の庭を通ったら
門のコンクリートの隙間から小さな芽が出ていた。
シソだった。
去年一本のシソが庭の隅っこで大きく育ち、
じじが刺身を食べる時に摘んできては食卓にのせた。
花が終わり、種が出来地面に飛散した。
そして、今年は何百本と芽が出た。
あまりにもギッシリと密集していたので、先日花園や
小さな家庭菜園にも移植した。
その後も、何回か様子を見ていると、玄関先や門の外にも芽を出していた。
胡麻粒ほどの小さな種なのに、生命力が凄いね。

昨年末、知人から太ネギを5本いただいた。
葉を切って使った後、根っこを両親宅の花園に差しておいたら
新しい芽が出てきた。
それと共に、切り取った後の葉っぱが
日に日に再生し、切り口が綺麗にふさがってきて、感動した。
数年前、万能ネギも同じように再生するのを見て感動したものだが
その時も、植物って凄いなあと思った。

ニラに関しては、切っても切っても新しい芽が出てくるし株も増えていく。
ばばは、使い切れないくせに何だか嬉しくなる。
本当は使うのが目的なのに、使わず、そこにあるだけで嬉しくなる。
だから、せっせと水をかけ、肥料を施す。
野菜はどんどん大きくなる。
ますます嬉しくなるが、食べはしない。
そして、野菜は栄養過多で太りに太り、
ニラは葉っぱの幅が1センチぐらいにもなる。
嬉しいけれど、あまりに大きくて食べる気にはなれない。
そして、根こそぎ刈り取り、又、新芽から育てる。
ちょっと変なのかも知れない。
そうして、代々育てられたニラが玄関先にある。
そろそろ株分けをしてあげないといけないかなと思っている。

たまぁに、ニラとネギでなく綺麗な花を育てようかな?と思うこともあるけれど
花は、どうしても過保護にして、水をやり過ぎ根腐れさせてしまう。
ばばは、やはり「花より団子派」なのかな?

今書いてきたことと全然関係ないことだけど・・・・
数ヶ月ぶりに義母を義父と面会させてきた。
・・と言っても、島には介護タクシーが一台しかないので
予約をするのが難しい日もある。
それに、義父の容態が良さそうな日で、なおかつ天気が良くて・・・・
となると、たった数十分面会させるためにも、下準備?が何倍もかかる。
もし、明日だったらタクシーは終日予約でいっぱいだったそうだ。
昨日も、時間的に無理だった。
何とか今日、2時にタクシーを予約でき母の待つ施設へ向かった。
2時の予約なのに、母はだいぶ前から待っていた。
タクシーの運転手さんが、車椅子ごと丁寧にきちんと乗せてくれ
ばばは運転席に、ばば姉が母の横に座って病院へ向かった。
約20分の面会の間、母はずぅっと
「父ちゃん、父ちゃん、目を開けてごらん。私憶えている?」などと
話しかけながら、見ているのが辛いほど何度も号泣した。
「夫婦って、ここまで思うもんだなぁ」と母の姿にばばも感動。
父は一度も言葉を発することはなかったけれど
ははの必死の呼びかけに何度か目を開けようとしたり
口を動かしたりした。
母の呼びかけは、きっと父に届いたと思う。
これからは、せめて一月に一回は母を病院へ連れて行って
父と面会させてあげたいな、そうしなければいけないな・・と思いながら
またタクシーで母を施設へ送っていった。
病院と施設を往復してもタクシー代は1520円。
ありがたいな。
こんなタクシーが、もっと島にあれば良いんだけど・・・・
運転してくれた方の話によると、
タクシーを、あと一台増やそうと発注かけていたが
たまたまこの車を作る会社が今回の「地震被災地」にあり
新しい車が届くかどうかはめどが立たないということで
「ここにも地震の被害が・・・・」と改めて思った。
ちょっぴり、親孝行ができた日でした。

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ばば
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