確定申告・ふるさと

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2月16日(水)曇時々晴
確定申告のため役場へ行った。
前庭には2種類の桜が咲いていた。
濃いピンクの花が咲いている木、淡いピンクの花が咲いている木。
どちらも綺麗!
役場の、この桜の木は年に2,3回咲くらしいが
今の時期が、枝いっぱいに花を付けていて一番美しい!とばばは思う。

ばばは、仕事をしているわけで無し、収入もないが
毎年申告はする。

ばばの前に2,3名の方が説明を受けていて20分ほど待って、ばばの番が来た。
顔見知りの職員さんがいろいろ教えて下さり、鉛筆で数字も薄く書いてくれたので
ばばはその通りなぞって、完成!
簡単!簡単!
今はパソコンで確定申告も簡単にできるというのでチャレンジしようかな?とも思ったが
今年までは直接でかけた。
家に帰って、じじに「確定申告の仕方勉強しようかな?」と言ったら
「今、行ってきたばかりで何言ってる?
今勉強しても、来年の今頃は、もう忘れるよ」って言われちゃった。
今日役場でした事を、自分でも入力できるか試してみたかっただけなのにぃ〜〜。
・・と思いつつ、国税局のHPを開いて、
確定申告のページが出た途端に、やる気なくしちゃった〜。
まず自分が使っているパソコンのこと、いろいろチェックしたりするんだもん。
面倒くさいこと嫌い!
じじが言うとおり、やはり来年の2月10日過ぎにチャレンジしよう〜。
必要に迫られたら、いくらグウタラばばでも出来るでしょうから・・・・

最近、「ふるさと」について考える。
「ふるさと」って何だろう?って・・・・
初めて島を出た高校生の頃は、ばばを迎える両親が居て、幼なじみの友達が居て
帰れる場所があり、懐かしい風景のある場所・・・と思っていた。
あれから数十年、今、月に数回、お墓参りのついでに実家に寄る。
集落に入ると、まず山が見える。
そして人通りのない、かつての集落の中央通り。。。。。
平日の真っ昼間が多いから仕方ないかも知れないけれど
シィ〜〜〜ンと静まりかえった集落。
無人になった家、廃屋も多い。
そして両親も兄弟も居ない無人の実家、荒れた庭・・・・・
荒れた庭の片隅にミカンの木が一本、黄色く色付いた実をたわわに付けている。
美味しいタンカンはヒヨドリによる食害で甚大な被害を受けているらしいが
実家に昔からある「タジバナミカン」は今が完熟の時だけど、
ヒヨドリも避けて通っていくらしい。
家の周りをグルッと回る。
今は亡き父が丹精した庭木が、主は居なくても季節の移り変わりを教えてくれる。
大きくなった庭木は時間の経過を教えてくれる。
家族全員で過ごした賑やかな日々は、もう二度と戻らない。
・・と分かり切っていても父や母を呼びたくなる。
兄や姉を呼びたくなる。
寂しさが募り、門へ出れば目の前にキビ畑やジャガイモ畑が広がり
遙か向こうには、ぼんやりと山々が見える。

何だか無性に叫びたくなる。

「ふるさと」・・・・は遠くにあって懐かしく
近くにあって・・・愛おしく、哀しいものなのかもしれない。

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ばば
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