クリスマスとサツマイモの天ぷら
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12月25日(土)雨
天気予報通り、朝から雨。
実家の庭木剪定ができなくなったので、
じじと二人で母がお世話になっている施設の「クリスマス会」に行ってきた。
この施設は、今年の春にオープンしたばかりだが、
職員さんがとても良い方達ばかりで、いろいろな行事も工夫して開催している。
これまで、敬老会・運動会・クリスマス会と行事があり
じじとばばも毎回参加している。
病院に入院していた頃は、暗い顔をしていた母も
今の施設に移り、自分で車椅子を操縦して移動できるようになり
昼間はトイレで用を足し、趣味の編み物もほぼ元通りできるようになった。
だから、ばばはなるべく毛糸を切らさないように補充している。
義母のタンスには編み上げた帽子が数十個も入っている。
これからも、義母ができるのをなるべく見つけ勘を取り戻してもらいたいと思っている。
今日のクリスマス会、歌あり、日舞あり、サクスフォンとギターの合奏あり、ダンスあり、
施設の職員さんによる島歌「稲すり節」の踊りあり・・・と盛りだくさんで
母も補聴器を耳に当て、楽しそうに体でリズムをとりながら
時には手拍子をしながら舞台を見ていた。
今日の会では、ばばが30年ほど前に関わったH君がギターを弾き
また、20数年前の同僚Mちゃんが仲間を誘って、
ボランティアでダンスを披露してくれた。
行事の度に顔を合わす、かつての教え子や同僚、
またじじの関わりで親しくしていただいてる方や
義父母の入院中に顔見知りになり仲良くなった方など
たくさんの方々の善意に支えられ、義父母を介護しながらも
今の平穏な日々があると思うと、本当に人と人のつきあいを大事にしなければいけないなあ・・と思う。
クリスマスと言えば・・・・・・プレゼント。
我が家でも、娘達が小さい頃はいろいろな駆け引きがあったなぁ・・・・
娘達も「サンタさんはいない」と分かってからも
「サンタさんはいる」と信じている演技をしていたなぁ・・・
娘達に「サンタさんはいる」と信じさせるために、じじも靴下代わりに
裾を縛った自分のジーパンを枕元に置いて、
「大きなプレゼントが入りますように」・・・なんてお祈りしたり・・・
ある人は「クリスマスやバレンタインデーはお店を儲けさせるだけよ」って言うけれど
子ども達に可愛い夢を持たせるのも良いのかな?
最近はクリスマスのプレゼントも年々高価になり、準備する方は大変だね。
自分で自分に9万円の時計をプレゼントするっていう人もいたな・・・・ラジオで聞いたんだけどね。
ばばが子どもの頃から、クリスマスはあったよ。
明治生まれの母が、そぅっと枕元にプレゼントを置いてくれていた。
ザラ紙のノート(ばばに時代は今のようにノートも真っ白でなく、少し黄色っぽかったよ)
今の子ども達は「ザラ紙」という言葉さえ知らない子が多いだろうね。
あと、鉛筆2,3本。
そして、毎年何故か「お芋さんの天ぷら」。
サツマイモを輪切りにして、小麦粉の衣を付けて揚げてあるんだけど
ばばの大好物だった。
そのサツマイモを包んだ紙に油が滲んでてね・・・・・・
母は、きっとばばが気付かない時間に天ぷらを揚げて
ばばの目に付かない場所に隠しておいて、ばばが寝た後枕元に置いてくれたんだろうね・・・・・
貧しかったけど、ばばを喜ばせようとしていた母の心遣いに
今思い出しても、むねがジィ〜〜ンとなる。
普段、ばばは母に反抗ばかりして口答えばかりして・・・・本当に悪い子だったのに・・・・
クリスマスが来るたびに母の揚げてくれたサツマイモ天ぷらを思い出す。
ちょっとほろ苦い、ばばのクリスマスの思い出。。。。。