名前
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11月20日(土)晴後曇
「自分の名前好きですか?」と聞かれたら
「はい」「いいえ」と答える人の割合はどのくらいになるんだろう?
16日に町内中学生による「弁論・英語暗唱大会」があった。
ばばも知っている子が出るので、聴きに行った。
まず、弁論大会があったが、ばばの知っている子の演題は「私の名前」。
発表者中、ただ一人,原稿を一度も見ることなく堂々と発表した。
その子の名前は「和希子ちゃん」。
ばばは、「和希ちゃん」といつも呼んでいるが・・・・・
和希ちゃんは、自分の名前が大っ嫌いだったそうだ。
ワキの子」と呼ばれたり、お笑い芸人「ワッキー」と同じく
「ワッキー」とも呼ばれ、さらには親友からも
「あなたの名前って変ね」というようなことを言われ、
家に帰って「もうこんな名前イヤだ!」と泣きながら両親に訴えたそうだ。
お母さんが和希ちゃんを抱きしめながら
「我が子に、どうしても平和の(和)という字を入れたくて色々考え
和希子と名付けた」ということ、両親の思い等を話してあげたそうだ。
「和希(かずき)」「和音(かずね)」という名前なども考えていたのだそうだ。(ばばが勝手に当てた漢字でいいのかなぁ?)
両親の話をじっくり聞いてからは、自分の名前が好きになったと言う和希ちゃん。
和希ちゃんの弁論を聴きながら、うちの三女も小学校低学年の頃、
「自分の名前が嫌いだから名前を変えたい」と言い出したことがあった。
音楽の時間に、「きらきらぼし」を習った時、
歌詞に自分の名前が出てきて、その時、男子などがチラチラ自分の方を見るのがイヤだからと。
また、男の子にも同じ名前の子がいて、病院などで「H君」と呼ばれることも実際あった。
三女の名前はばばが決めたんだけど・・・・・
でも、信念を持っていたから、絶対良い名前だとばばは信じていたんだけどね。
ばばも大学生までも自分の名前が嫌いだったことを思い出した。
ばばの姉妹のなかで、ばばだけが、どうしてか平仮名だった。
「子」だけは漢字だったけどね。
漢字なら意味も大体分かるけれど、平仮名に意味なんてあるのか?
漢字名の友達が羨ましかった。
だから、自分の名前の漢字を習った時、ばばは勝手に答案用紙等に漢字で名前を書いた。
そして、大学に進んでからは勝手にロシア語を自分の名前に当てはめ
「ペンネーム」のように気取って使っていた。
ばばは、自分の名前の意味など両親に聞いたことはなく、両親も話してくれたこともなかった。
クラスメートでも、平仮名の名前の子って、たくさんはいなくて
漢字名の友達がとても羨ましかったばば。。。。
ばばの名前には一体、両親のどんな思いが込められているのだろう・・・・・・
現在は、今は自分の名前が好きでも嫌いでもない。
もともと、人間の名前は、それぞれの人間を識別するためにつけられたんだろうな。
ばばより大部先輩の方なんて「メンチャ」「ナベ」「カマ」なんて名前もざらだったもの。
我が家の三女にも、それぞれに両親の思いを込めて名前をつけたけれど・・・・・
親の思いを分かってくれるかなぁ。。。。
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大勢の観客の前で、臆することなく堂々とした発表をしてくれた和希ちゃん。
素晴らしい発表だったよ。
ばばは、聴きながら我が子や、自分の名前、又今は亡き両親のことなどが
次々と浮かんできて、涙が出てきてしまった。
和希ちゃんの発表が終わった時、手のひらが真っ赤になるほど拍手したよ。
自分の名前の由来を聞いて、ますますご両親が大好きになっただろうな、和希ちゃん。