実家が怖いなんて・・・・

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11月16日(火)晴                                                                   

昼ご飯を食べていると、電話が鳴った。
出ると、10数年前の職場の先輩同僚からで、
当時の職場の上司が亡くなったとの知らせ。
あまりに突然で、信じられなかったが、事実は事実。
当時、ばばが中の良かった同僚3名にも知らせ
後輩のSちゃんの仕事が終わったら、ふたりでお通夜に行くことになった。
ばばは5時頃家を出て、実家に寄ろうと思っていたが
Sちゃんの仕事が終わるのは5時だから、それから準備すると6時前かな??出発は。

ばばが夜でも実家にに寄りたい理由、それは・・・
昨日、もう10年以上電気を止めてあった実家の電気を
点くようにする工事をしてもらったが、
今日、知人から「ばばちゃんの実家の電気が点いているんだってよ」との電話。
電気工事会社の方は「電気のメーターを付けるだけなので
室内にはいることはありませんので、
家族の方が工事の時、付いている必要はありませんよ」
と言うので、ばばは工事の時も実家へは行かなかったのだが・・・
はて?前、電気を止めたのもばばだ。
両親が亡くなった十数年前、メーターを外してもらい、
それ以来、電気は使えなくなっていた。
昨日メーターを付けてもらっただけなのに、
何故?室内の電気が点くのだろう????
疑問に思いながらも、お通夜の帰りに寄ってみよう・・・と言うことで
7時過ぎに実家へ。
確かに、無人の実家に電気が煌々と点いている。
ちょっと気味が悪くなった。最初、表玄関だけかな?と思った。
懐中電灯を持ち,Sちゃんも一緒に夜の実家に足を踏み入れた。
昼は何とも思わないが、夜は自分の実家でありながら何故か怖い。
おまけに、無人の室内には煌々と灯りが点いているんだもの・・・・・
誰か、他人が家の中に潜んでいるのではと本気で胸がドッキンドッキン打ち始めた。
勇気を振り絞って、鍵を開け小さな懐中電灯で照らしながら家の中へ入った。
すると!部屋中の電気が点いていた。
トイレも、玄関も、寝間も、応接間も、ばばの部屋も!
なんと言うことだろう????
停めていた電気を点けるためには、メーターを付けるだけだと会社の人は言ったのに・・・
室外のメーターを付けると、部屋中の電気が点くものだろうか?
ばばは、メーターを外してから電気のスイッチを入れたことなんか一度もないと断言できる。
だって、電気を点けて仕事なんかしたことないもの、実家で。
ばばは、怖かったけれど、各部屋を走り回って次々家中の電気を消し、スイッチも切り、
最後にブレーカーも切った。
真っ暗になった家の中から何かが飛び出してきそうで、
悲鳴を上げたいのを必死でこらえ、外へ出ると
Sちゃんは暗い中、門に立っていた。
そして「もし、部屋の中から変な声でも聞こえたら、
すぐ警察に電話しようと携帯出していたところ・・」と怖そうな様子で言った。
ばばの家は、集落の一番外れで前は空き家、後ろは畑、左手に道路はあるけれど畑が広がり
右手に人家があるという寂しい環境なのだ。
おぼろげな月の光はあるけれど、鬱蒼と暗い。
灯りと言えば、ばばの持っている小さな懐中電灯のみ。
ばばだって、本当は怖かった!
最初、門に立った時、できるなら、明日昼出直そうかとさえ思った。
でも、明日はお客さんがあるし、また今日お通夜に行った方とは別の方のお葬式にも
参加しようと思っているので、出直すのは難しいと判断し、家に入ったけど、
もし,Sちゃんがいなかったら、きっと明後日にでも出直していたと思う。

生まれ育った自分の家なのに、無人で暗い夜の実家は寂しくて怖かった。
実家が怖い,なんて思ったのは生まれて初めてのことだ。
いつも、昼間しか行かないからかな?
実家に一人で泊まることは、とてもできそうでない。
大好きな、家族の歴史が残る実家でも、
月日が経つと、実家に対する思いは微妙に違ってくるものだなぁと実感したばばだった。

※今日は今日亡くなられた尊敬する上司のことを書こうと思ったけれど
日を改めて。。。

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