ご飯がない!

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10月22日(金)曇時々雨

ばばは、夕方父の見舞いがてら買い物をして帰ったのが7時少し前。
薄暗い道を歩いていると、前方に小柄なおじいちゃんとおぼしき人影が。
そのおじいちゃん・・・
直立して右手に持った飲み物をグゥ〜〜〜ッと飲み干している。
だんだんおじいちゃんが近づいてきた。
黒っぽいスエットのズボンを着ていたが、よくよく見て、ばばは嬉しくなった。
何と左足の膝下あたりに、どこかのオレンジ飲料会社の宣伝のように
大きなオレンジ色のミカンがプリントされているんだもの。

何となく、ホッコリした気持ちで家に入った。

夕ご飯を済ませたら、ブログをアップしなくちゃ・・
等と考えながらじじの部屋を覗くと、じじはパソコンに向かっていた。
もう、7時のニュースが始まっていたので、
「じじ〜夕ご飯にしよう〜〜」
じじも「そうしよう」とすぐに応じた。

じじが刺身のツマ等を冷蔵庫から出すのを見ながら
ばばも、自分の食べるご飯を温めたりしなくちゃ・・・と思って冷蔵庫を開けた。
次の瞬間、「アチャ〜!!!!!」
ご飯が無いっ!無いっ!無いっ!ご飯が〜〜〜〜。

昼食時、ご飯を食べきったから(ご飯炊かなくちゃ・・・)とは思っていた。
すぐに米を洗ったら、米の浸水時間が長いので、
5時くらいになったら、お米を洗おうと思っていた。

なのに、なのに、なのに・・・・・・・・
色々雑用をし、買い物に出るまでも、お米を洗うことを、すっかり忘れていた。
ご飯を炊き忘れるなんて、滅多にないこと。

「じじ〜〜どうしよう・・ご飯がないんだけど。小さなカップ麺でも食べる?」
「いいよ〜〜」

と言うことで、ばばはお湯を沸かし始めたが、何だかなぁ〜〜〜。
ラーメン食べたくないなぁ。
まっ、今晩一晩くらい、ご飯もラーメンも食べなくていいや。
そこで、ズラ〜〜〜ッとツマを並べ、刺身を食べるじじの横で
ばばは、小さい菓子パンとコーヒーを。
食べ終わっても、何だか満足しない。
そこで、青菜や瓜、タマネギ、人参などじじの前から失敬。
昼に焼いたチキンを食べ、モンキーバナナ一本も食べ、「ごちそうさま」。

ばばは、これで良いとしてもじじがお米一粒も食べなくて大丈夫かな?
刺身を食べ終わったじじに「カップ麺半分だけ作ろうか?」と言うと
「良いよ、1日ぐらいご飯食べなくても。」って。
昼の残りの野菜炒めと、お汁という、へんてこりんな食べ方で、じじも「ごちそうさま」。

ごめんね〜〜ばばのうっかりミスで。。。

明日は、アッツアツの美味しいご飯食べようね〜。

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