砂浜のアオブダイ

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1月19日(火)晴れ時々曇り

ここ数日、夕方の散歩は出発直前までコースが分からない。

先日の散歩途中、じじが「1年1日のごとく同じコースばかりじゃ

出会える対象物も限られてくるよなぁ・・・

これからは途中まで車で行って、その後1時間ほど歩こうか?」と言ったのがきっかけ。

これまでは「牛小屋コース」「一本松ゴルフ場コース」

たまぁ〜〜〜に「海岸コース」だったが

一昨日からは車も使うことに。

運動公園に行ったり、ずぅっと砂浜を歩いて農道に出て車に戻ったり・・・・・

これはこれでけっこう楽しい。

近日中に、ちょっと遠出もしようかと計画中。

一昨日は桜の花が大分開花している写真などを撮ってきたが

今日は初めての砂浜コース。

「なごみの岬公園」のちょっと先まで行き、畑の横に車を止め砂浜へ。

そして北へ向かって歩いた。

潮は大分引いていてずぅっと沖まで見渡せる。

潮だまりに熱帯魚でもいたらいいなと思いながら歩き始めた。

すると、すぐにばばが「何か??」を発見!

白い砂浜に青緑っぽい物が・・・・

近づいてよくよく見ると、30センチ以上はありそうなアオブダイ。

じじも呼んで写真を写した。

そう言えば、1月3日も実家集落の浜で20センチくらいの魚が

一定の間隔で4匹くらい打ち上げられているのを見たが・・・・・

今日は一匹だけ。

でも、大きい・・・・

アオブダイは、島では「エラブチ」と言う。

ばばの中では「匂いが強い魚」というイメージが大きい。

加計呂麻時代に聞いたことがある。

もし、刺身で食べるなら酢味噌が良いとか????

いくら大きくても、ばばは興味なし。

じじも「まだ、目も澄んできれいな色だったよ」と言った。

写真を写して歩き始めた時、ばば達の向かいから中年の女の人がひとり歩いてきた。

ロングスカートをはいて背中にはリュック、手にはミカンを持って食べながら近づいてきた。

「こんにちは」と挨拶した後、「魚が打ち上げられています」と言うと

その女の人は手に持ったミカンを姉に差し出したが、姉は断った。

女の人とすれ違った後、気になって時々振り返った見ると

砂浜の魚が気になるのか屈み込んで何かしている。

ビニル袋を出している。

「あの魚持って帰るかな?」と思いながら歩いては振り、返り歩いては振り返り・・・・

女の人もばば達の方を見ては屈んだり立ったりしている。

「あっ、魚拾い上げたよ」

「食べられるかなあ?もし、毒でもあったら怖いねぇ」と言いながら

ばば達は北へと進み、女の人は南へと進んで行き、さらに距離は遠くなった。

 

その後は、「写したい!」と思う被写体もなく

ばばは海岸端の植物を見たり、潮だまりの小魚やナマコを見たり・・・・

結局、砂浜に落ちていた「アオブダイ」を写しただけで

農道へ戻り、車まで引き返すことにした。

砂浜を歩いている間にも貨物船が出航していったり

鹿児島航路の上り定期船が入港してきたり・・・・

青のりがビッシリ生えた珊瑚礁の上には巨大な流木が打ち上げられていたり・・・・

どこまでも続く大海原に大きく深呼吸をしたくなる。

海の方を見る分には爽快な気分だが、陸地寄りを歩くと

ゴミ、ゴミ、ゴミのオンパレード。

そのゴミ山の横には「奄美群島国定公園・○○浜」と書いてある。

虚しいなぁ・・・・・・

 

じじが大相撲を見たいが為に砂浜の散歩は途中で切り上げ農道へ上がり

車を止めた所まで引き返すことにした。

上り、下り坂がいくつもあり、行き交う車も多く、けっこう疲れる。

娘達が小さかった頃、この道路を走ると

「ジェットコースター!!!」と喜んでいたっけ・・・・等と思いながら

今日は同じ道を徒歩でエッチラ、オッチラ。

やっとの事で車まで戻り、我が家めざし、しゅっぱ〜〜〜つ!!!

農道を抜け、住宅街に入ると、あれっ、見覚えのある人が・・・・・

さっき、砂浜でアオブダイを拾い上げた女の人が歩いてる。

バックミラー越しに見ると、何と!

砂浜で見た時は気付かなかったけれど、今は小さめのお鍋まで体の前に下げているよ・・・・

ちょっと不思議な気がしたけれど・・・

あの女の人は、あれからどこへ行ったのだろうか?

気になる・・・・・・・・

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ばば
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