良かれと思ったことがお節介に??
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10月8日(木)晴れ
台風一過。
まだ風は少々あるものの穏やかな天気になった。
本土の方では台風被害が出ているらしい。
これ以上被害が広がりませんように。。。。。
義母が何回もばばに話す・・・・・
Yさんたらね、私が植えてあったニガナ全部引き抜いてしまったのよ・・って。
ニガナ・・・・昔は断乳のためにお母さんが
乳首にニガナの汁を塗って赤ちゃんに飲ませようとする。
そのあまりの苦さに、赤ちゃんは母乳を飲むことを自然にあきらめていき
断乳がうまくいく。。。と聞いたことがある。
ニガナは漢字を当てるときっと「苦菜」と書くのだろうか?
「ニガイ、菜」・・呼んで字のごとく、とても苦い。
でも、この苦みは健康に良いそうで、ばばが爺と結婚した当時から
じじ母はこの葉っぱを大きな薬缶で煎じて「胃腸の薬」と言って飲んでいた。
ついには、庭のあちこちにニガナを植えるまでになった。
ところが・・・・
去年のある日、事件が起きたのです!
母が用事で出かけている留守宅に、母の知人Yさんが寄ったらしい。
Yさんは、すぐにでも母が帰ってくると思ったのだろう、両親宅庭のの雑草を抜き始めた。
ほぼきれいに雑草を抜き終えた所に母が帰ってきた。
きれいになった庭を見た母は絶句。
せっかく根付いていたニガナまできれいに抜き取られている。
母はYさんに言った。
「草抜きをしてくれたのは有り難いが、ニガナは煎じて飲むために
わざわざあちこちで見つけてきてうえてあったのよ」と。
Yさんは、しきりに謝り帰って行った。
それからしばらくたって、母は又用事で出かけていた。
すると、又留守宅にYさんが来て、先日引き抜いてしまったニガナの代わりに
どこからか見つけて来たニガナをあちこちに植えて帰った。
・・・・・・・・・と言う話を、母からもう何回聞かされたことだろう。。。。。
Yさんの植えたニガナは今、花壇の中、門のセメントの隙間、門外・・・あちこちに生えている。
ここ数ヶ月、いや、1年以上も母は煎じて飲んではいないと思うが、
やはり、つい数日前もばばにこの話を聞かせた。
ところで、母が腰痛になって約一ヶ月。
今までのように自由自在に動けなくなったので、
少しでも手伝おうと、ばばはゴミ出しの日には下りていって
「ゴミ無いですか〜〜〜」と聞いて、うちのゴミとまとめて出すようしている。
そのようなことを続けているうちに、両親宅には何でもかんでも宝物のように
保存?されていることがだんだん分かってきた。
チラシや、プラスチックの容器や、割り箸の一回使った物など・・・・・
おまけに、動くのが辛くなったのでティッシュやラップ・ホイル類も
いくつもいくつも開けてあちこちに置かれている。
いくら何でもちょっとひどすぎるな?と思い
一応母の許しを得て、整理することにした。
ばばも自分の物はなかなか踏ん切りがつかないのに、両親宅の物は
思い切ってどんどんゴミ袋に入れられた。
燃えるゴミをまとめるのに4日、燃えないゴミをまとめるのに2日くらいかかった。
そして、ついに今日は、庭の草を抜き、伸び過ぎたクロトンやソテツの葉を切り
広がりすぎた日々草などもこぢんまりまとめた。
ついでに、ブロック塀にはいつくばったり地面に半分潜り込んでいる
大きなアフリカマイマイを10数匹吐き気をこらえながらビニル袋に入れ
その口を縛った。
次の燃えるゴミを出す日に一緒に捨てるのだ。
半日かかって庭はすっきりなったが、母は内心どう思っているのだろう?
じじが「ばばは、良いことをしてあげているつもりでも
母にとっては捨てられたくない物もあるんじゃないか?
だから、ほおっておいた方が良いと思うよ」と言った。
本当にじじの言うとおりかもしれない。
母は、ばばが捨てたゴミのうちにも捨てられたくない物もあったかもしれない。
「うちにあるのは、ガラクタばかりだから、もう全部捨てて良いよ。
ごめんねぇ、ばばちゃんだけに難儀させるねぇ」って言ってはくれるけど。。。。
本心なんだろうか???
作業をしてしまった後、こんな事を思うなら初めからしなければ良かったのに・・・・と
自分を責めたりもする。
「お節介は人のためならず」かなぁ・・・・