飴玉がバナナに。。。
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7月6日(月)晴れ
散歩に出かける時、じじの低血糖予防のために
必ず飴玉を持ち歩くばば。
途中、農作業をしている知人などに出会うと飴玉を2個くらい分けてあげる。
もらった人は「ありがとう!」と
すぐ飴玉を口に入れる。
重労働で疲れていて甘い物が欲しい時間帯なのかも知れない。
(よかった)とばばはちょっぴり幸せな気持になる。
4日前だったか・・・散歩コースも終盤にかかった時
知り合いのYさんが大瀬川近くの畑で草を刈り払ったりしていた。
ばば達はちょっと立ち止まってYさんと立ち話をした。
葉っぱに斑の入った珍しいツワブキが畑にあったので
そのことが話題になり、次に枝が折れそうなほど実り、熟し
山のように落ちて重なっている桃の話など・・・
話の途中姉が「黒糖飴」を2個Yさんに上げた。
ばばは「ミント入り黒糖」を持っていたので2個あげた。
Yさんは喜んですぐ口に入れ、「桃、綺麗なのがあったら採っていいよ」と言う。
じじが桃の木のところへ行き、大きくて綺麗なのを数個採ったが
いずれも小さな穴が開いていて虫が先に味見をしたみたいだった。
でも、じじは手で皮を剥き食べていたが「まあ、まあ食べられる」と言った。
やはり市販の水蜜桃のような甘みはないらしい。
木にはまだまだたくさんのみが付いていたが5個ほどいただいて歩き出した。
すると、後から「じじさ〜〜ん」とYさんが呼ぶ。
振り返ると,Yさんは大きなバナナを二房差し出している。
ばば達が「えっ?」という顔をすると、
「だって、黒砂糖もらったから。。」と冗談めかして言う。
なんて律儀なYさん!
あら、あら、黒糖2個、飴玉2個がバナナ二房と
桃にヘンシ〜〜ン!!
恐縮しながらも,Yさんのご厚意に甘えバナナを下げて散歩続行。
このように、飴玉がバナナに化け、冬瓜に化け、スイカに化け
たまには大きな大根に化けることもある。
一生懸命力仕事をしている年配の方々が
飴玉一個で元気になり、ばば達と会話をし、
そして時間が過ぎ、貴重な農作物となってばば達に返ってくる。
「わらしべ長者」ではないけれどたった2個の飴玉で
人と人のコミュニケーションが生まれる。。。
そしてお互いがホンワカした気持になれる。。。
Yさんと別れて歩きながら姉とばばは
「今度は飴玉2個でなく栄養剤でも持ち歩いてお返ししなくちゃね」と話した。
今度は、いつYさんと会えるかな?