なぜ、怖い・・・・・・

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4月17日(金)曇り時々小雨

ばばが子どもの頃、両親が庭の木や室内にブランコを作ってくれた。

小さくこいだり、後ろから誰かに押してもらって

思いっ切り大きくこいで楽しんだり

時にはブランコに座ったまま体を前後に揺らして遊んでいた。

 

社会人になるまでブランコを怖いと思うことはなかった・・・・

ところが、いつの頃からか「ブランコが怖い」と思うようになったばば。

その原因は自分でも分からない。

 

子ども相手の仕事をしてきたばば。

小学生は・・・特に低学年の子はブランコが好きで休み時間ごとに

ブランコの取り合いっこをする時期もあった。

体育の授業でも「固定施設遊び」をするが

ブランコに乗って遊ぶ子どもを見守るばばは、誰も気づかなかっただろうが

いつも冷や汗タラタラだった。

 

高学年は高学年で昼休みなど何処まで高くこげるか競うなどして

遊んでいて、ばばも誘われることがあったが

決してブランコに乗ることはなく

遊ぶ子どもたちの傍らでなるべくブランコから目をそらしていた。

 

子どもたちが大きく、高くこぐブランコを見ていると気分が悪くなり

吐き気がする。

ブランコをこぐたびに「ギ〜ッ、ギ〜ッ」と鳴るあの音も苦手で耳を覆いたくなる。

な〜〜ぜ?

 

子どもの頃は楽しく遊んでいたのに。。。。。。

 

憶測してみる。

いつかブランコから落ちたとかしたのではなかろうか?

イヤな記憶が頭の何処かにあるからではなかろうか?

 

ばばが「自分はブランコ嫌い・怖い」と自覚してから

数年経った頃の職場で、昼休みブランコ遊びをしていた子どもが事故にあった。

 

今は安全面なども考慮されてブランコの周囲には

柵が設けられている所もあるが

当時の職場の校庭のブランコの周囲に柵はなかった。

一人の子が思いっ切りブランコをこいで遊んでいる前を

別の子が通りかかり、タイミングも悪く

勢いを付けて高く上がろうとするブランコと

前を通っていた子が接触してしまった。

運悪くブランコは接触された子のおでこに当たり、子どもは倒れ

脳震盪を起こしたのか意識を失ってしまった。

おまけに、おでこにはみるみるうちに大きなたんこぶができ、

青黒く膨らんできた。

すぐに救急車を呼び、上司はじめ、養護教諭、担任以、他の職員が

心配しながら見守る中、怪我をした子は病院へ運ばれた。

 

学校中が「ドヨォ〜〜ン」とした思い空気になった。

 

ばばの担任する子ではなかったが病院も帰路にあったので病院に寄ってみた。

幸いなことに子どもの意識は戻っていたが、おでこのたんこぶは痛々しかった。

念のためレントゲンも撮ったが脳にも異常はなかったとのことでホッとした。

 

ばばは、この事故の前から「ブランコは怖い病」になっていたが

この日以来、ますます重度のブランコ恐怖症になってしまった。

 

小さい子を相手にする仕事柄、これではいけないと

何度か放課後などブランコに座ってみた。

座る分には良いのだが、やはり揺らすとダメ!

 

これからはブランコに座ることもないだろうから、いいかなぁ・・・・・このままでも。

 

 

 

 

 

 

 


 

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