心配無用
2月10日(土)曇り時々晴れ
今日は旧暦では1月1日だそうだ。
ばばが子どもの頃のお正月は「旧正月」と言って旧暦だったなぁ。
いつの間にか「旧正月」は無くなり、島内殆どが「新正月」になっている。
旧正月と言えば「朝水汲み」と言って、早朝、集落内にある泉に行って2個のバケツを担いで水を汲んで来てた。
又、前日までに、海へ行って、砂浜の砂を採って来て、各家の門に立てる門松の下の方や、庭に撒いたりしていた。
もう、泉へ行くこともないし、当時の泉へは、行けるかさえも分からない。
行ってみたいけれど、恐くて行く勇気が無い。
雑草や雑木が鬱蒼と茂って、足を踏み入れることが出来ないだろうなぁ・・・と思う。
子ども時代の風習、習慣、風景がどんどん無くなっていくようで、悲しい。
日本全国で、まだ旧暦で正月をする場所って、どのくらいあるんだろう?
ばばの実家集落でしていたように、浜の砂を各家庭で採って来て、庭に撒いたりしていたら・・・
砂浜は、変わっていただろうか?
海、砂浜と言えば、ばばが子どもの頃は、漬け物を漬けるために
収穫した大根を背負って、海へ行き、塩水で洗ってきたり、アオサを摘んだり
夏休みには、貝殻採集と言って、貝殻を拾ってきて、紙箱に綿?を敷いて
その上に貝殻をきれいに並べて提出したりもしていた。
ばばが中学生の頃は「貝殻採集」も夏休みの課題のひとつだったなぁ。
海とは関係ないけれど、夏休みの課題と言えば・・・
「植物採集」もあった。
身近な畑や山や草原で採集した植物を、雑誌や本のページに挟んで乾燥させ
その後、画用紙?に貼って、冊子のようにして提出していた。
植物の名前も書いていただろうけれど、当時、ばばは植物の名前など、殆ど知らなかったと思う。
何故か、今日が旧暦の1月1日ということで、ついつい半世紀以上前のことを思い出したばばです。
話は変わって、先月、徳之島町で、2000円で1万円分の買い物が出来るという
「ゆいゆいチケット」が1世帯1冊(500円のチケット20枚綴り)で売り出され、我が家も買った。
使用期限が2月末ということで「使い切れるかなぁ?」って思っていたけれど
買って2週間もしないうちに使い切ってしまった。
だって、豚骨とか買うときは3000円分とか、まとめて買って煮付け、冷凍しておくし、
食料品も1回で数千円は使うし、刺身も毎日買えば・・・・・・あっという間。
1週間ほど前、最後の1枚で刺身を買ったけれど
「もう、最後の1枚で~~す」と言って、魚屋さんの店先で大笑いした。
だって、2月にならないうちに、20枚のチケット、使い切ってしまったから。
現金を支払わないと、ついつい気が大きくなってしまうのかなぁ?
あらためて「ゆい ゆいチケット」冊子の表紙に写っている
徳之島の観光スポット「金見集落のソテツジャングル」を見ながら
「徳之島の自然って美しいなぁ」と思った、ばばです。