「坊ちゃん電車」に乗って・・・
12月24日(火)晴れ
四国旅行の最終日。
昼過ぎの飛行機では帰らなければならない。
午前中の時間を有意義に過ごそう!と
「砥部焼」の焼き物体験をしようということになり、
「坊ちゃん電車に」乗り、バスに乗り換え目的地へ。
※生まれて初めて乗った「坊ちゃん電車」。
レトロな雰囲気が良かったなぁ〜車掌さんがマイクを使わず色々話されるのも
聞いていて楽しかった!
スタートからワクワク。
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工房へ着くと、ほかにお客さんもいなくてスムーズに作業開始。
まず、素焼きの器の中から自分の好きな物を選び、絵付け?をする。
じじとばばは迷うこと無く、マグカップを選んだ。
習字用の細い筆のような筆で、好きなように色をつけていく。
あまり付け過ぎると、焼き上がりが真っ黒になるらしい。
みんな、暫く考えた。
ばばは、カップの下の方から斜め上の方にクネクネと波線を書いた。
その途中に、島のハイビスカスをイメージした花の絵を・・・描いてみた。
時にはクスッと笑いながら、ロゴマークやお気に入りのキャラクター、ストライプ模様
花などを思い思いに描き、1時間くらいで終了。
絵付けをした器は、工房の窯で焼かれ、約1ヶ月後にはそれぞれの元へ届けられるということで
送り状を書いて、器の横に置いて、全て終了〜
時間を見たらお昼!慌ててバス停へ。
近くで食事ができれば・・・と思ったが、市内へ戻った方が良いかもということで
暫くバスを待ち、乗り込んだ。
飛行機の時間を考えたら、時間的な余裕はあまりなかったが
市内に戻ってからは、婿殿が小走りで食事のできる所を探してくれ
無事食事も終え、空港へ向かった。
長女家族とは乗る飛行機が違うので、空港で分かれたが、待合室へ向かうばば達に
最後まで手を振って見送ってくれた。
子供達が小学校高学年以来位の家族旅行。
たった2泊3日の旅ではあったが、家族のありがたさを深く深くかみしめた時間でもあった。
「親への恩返し」の気持ちを「家族旅行への招待」で実現してくれた子供達。
いくら感謝しても感謝しきれない。
偶然、日程中日は娘の誕生日でもあり、これまた初めて家族全員で祝ってあげることができた。
以前も書いたことがあるけれど、じじとばばは共働きだったので
子供達が生まれてすぐから、じじの両親に子供を預けて仕事を続けた。
現在のように長い産前産後休暇がもらえなかった時代、じじ両親にも
感謝してもし足りないくらいの愛情で娘達を育ててもらった。
じじの叔母さんや、ばばの姉の協力も忘れてはならない。
いろいろな学校行事にも参加できず、今、当時の子供達の気持ちを思うと
胸締めつけられる思いで、いたたまれなくなる。
お父さん、お母さんに行事にも来て欲しかっただろうな・・・・・
子供達には、いっぱいいっぱい寂しい思いをさせた。
そんなじじとばばに「感謝旅行プレゼント」なんて、ありがた過ぎる。
何度お礼を言っても言い足りない。
そんな子供達の思いに応える為に、今後、じじとばば健康に一番気をつけ
子供達に迷惑をかけないように過ごしていこうと思う。
そして、子供達にとって、時には「理想の夫婦」として、時には「反面教師」として生きていきたい。
※絵付けをした器、長女家族にはもう届いたということで、
数日前、画像が送られてきていた。
素焼きの器とは違い、きれいな白い肌に青い模様がとてもきれい。
家族それぞれの個性あふれる世界に一つだけの器に仕上がっていた。
孫が器に書いた「勉強しろ」という言葉に、笑った、笑った!
自分で自分に「喝」を入れているのかな?