寂しい
1月27日(土)曇り
ほとんどお日様が顔を見せてくれない。
洗濯をして、部屋干しにしても良いけれど、やはり陽光の下乾かしたい。
2日洗濯をしていない。
明日は、もう、お日様が顔を見せなくても洗濯しなくちゃ。
朝、10時前後の室温は15度ちょっと。
この気温で寒いなんて言ったら笑われちゃうかな?
我が家には暖房器具と言えば、寝室にはエアコンがあるけれど
コタツは無い。
小さな電気ストーブもあるけれど、脱衣場専用。
だから、パソコンをする時や食事の時は暖房無し。
昨年辺りから、一番寒い時期には「食卓も兼用できるコタツを買おうか?」
と言いながら、結局は買っていない。
コタツを買ってキッチンに置いても、障子の時間はせいぜい30分前後。
コタツに長時間入ることも無いから、結局は買わないまま・・・
倉庫にホットカーペットはあるけれど、出すのが面倒〜
結局、何の暖房器具も無く、両親宅での生活の5年が過ぎた。
無ければ無いで、何とかなるって思えるようになった。
「どうしても必要になった時に、その時の状況にあった物を買おう」
と思っているばばだ。
ばばの知人に90歳近い、ひとり暮らしのおばあちゃんがいる。
そのおばあちゃんの家は、坂の上にある。
数年前までは、買い物をして帰るおばあちゃんの姿をよく見かけたが
最近はほとんど見かけなくなった。
そのおばあちゃんは、とても器用な方でドーナツやふくれ菓子
ショウガチップス等、おやつを作ったり
色々な野菜を作っては、ばばにも届けてくれた。
昨年まではお元気だった、このTおばあちゃん、
最近は「坂を上がるのがきつい」と、買い物にもあまり出かけないらしい。
そのおばあちゃんの近所に、ばばの先輩姉さんが住んでいる。
M姉さんもひとり暮らし。
Tおばあちゃんは、よくM姉さんの縁側に来ては世間話をし
時には一緒にお茶を飲み・・・という関係がずっと続いている。
このおばあちゃんが、今年5月には都会の子どもさんの所へ引き上げて行かれるという。
毎日のように、お茶のみ友達をしていたM姉さんは寂しくなるだろう、
おばあちゃんも慣れない大都会で、慣れるもでは大変だろうなと思う。
暖かい季節になれば、おばあちゃんはお家の近くの畑で色々な野菜を育てたり
好きな料理をしたり、そして暇な時にはM姉さんの縁側へ行きお喋りをする・・・
都会で、このようなまったりした暮らしができるかなぁ・・・
都会で暮らすTばあちゃんの子どもさん達にすれば、
年老いた母親をひとり、島で暮らさせるのは気がかりなことも多いだろうし
おばあちゃんにしても、いざという時自分の子どもが身近にいた方が安心ではあるだろう。
しかし、80年以上島で暮らした方が、急に都会へ行って暮らすのは
大変だろうなと思いつつ、ばば自分の行く末も考える。
ばばも、子ども達は都会暮らし。
今は、じじとばば2人とも自由に動けるから良い。
じじは好きな野鳥の写真を写し、パソコンで遊び
ばばも買い物をしたり、庭仕事もできる。
好きな時間に好きなことができるって、とても幸せなことだと思う。
しかし・・・あと10年、20年、この暮らしができるだろうか?
と考えると、ちょっと辛い。
住み慣れた島を離れたくない、でも、頼りになる人が周囲にいない。
あと4ヶ月足らずで島を離れるTおばあちゃんの事が
自分のことのように思われる。
10年前までは、こんな事、あまり考えることも無かったけど
最近は「行く末」「自分に残された時間」の事を、よく考える。
これが年をとるということかなぁ・・・と思ったりして
最近ちょっと気分が重くなるばばだ。