「落ち着いて聞きなさい」と言われても・・・・他
6月21日(日)曇
撮影に出かけていたじじから、昼前に電話がかかってきた。
「珍しい鳥でも見つけて、帰りが遅くなるという連絡かな?」と思い
受話器を取る。
「落ち着いて聞いて!」と、じじの第一声。
その声を聞いた途端に、心臓がバックンバックン。
普段、開口一番「落ち着いて・・」なんて、電話を掛けることは、まず無い。
何かあったんだ!じじの身に!
それとも?車が、どうにかなった?
心臓バクバクさせながら、じじの次の言葉を待つ。
「もしかしたら、○○を落としたかも知れない。
でも、万が一、家に置き忘れたのではないかと思って・・・・」
○○を落としたかもだと!!!!!
一大事!
万が一、置き忘れ・・・というキーワードを信じて
携帯片手に、じじの机の前に向かう。
もし、置き忘れていたとしたら・・・・
その場所をじじは詳しく説明する。
普段なら落ち着いて見えるであろう場所なのに
あまりに興奮しすぎていて、じじがいう場所を
キョロキョロ見渡すけれど無い、無い、無い!!!!!
ウヒャ〜〜〜〜どうしよう?どうしよう?
ぶっ倒れそうな、ばば。
それでも、辛うじてキョロキョロ、キョロキョロ、
精神統一してキョロキョロ、キョロキョロ。
お〜〜〜っ!あった!
見つけたよ!
「あったよ!!!」と電話に向かって叫ぶ。
「あっ、そうか。良かった。じゃぁ、あと少ししたら帰るから」と
呆気なく、じじは電話を切った。
全くもう!!!!
命が3年位縮んだよ。
だから、普段から、ばばが「○○はどこそこに入れるようにしてね」
と、あれほどくどく言っているのにぃ〜。
ホッとしつつも、無性に腹が立ったよ。
でも、一件落着でめでたし、めでたしでした〜。
夕方、5時を少し回る頃、お客様〜。
じじの教え子、S君とそのお友達?(師匠さん?)のKさん。
去年5月だったかな?
じじの知人から電話があった。
鹿児島から、鳥好きの友人が来るから
鳥の写真が撮れる場所へ案内して貰えないだろうかと。
快く了承し、じじの知人とS君、鹿児島からの歩客様Kさん、
じじとばばの5人で野鳥撮影に行った。
一番の目的はアカショウビンとサンコウチョウを撮ることだったが、
当日は生憎天気が悪く、それに珍しい鳥ともなかなか出会えず
落胆しながら帰宅。
何だか申し訳なく思っていたけど、
翌日は、雨の中、S君がKさんを心当たりの場所へ案内し
見事アカショウビンの撮影に成功したと報告を貰った。
そのKさんが、今年も来島したと、S君が昨夕、お土産を言付かってきた。
たった1日、行動を共にしただけで、あまりお役にも立てなかったのに
じじとばばの事を、覚えていて下さって、わざわざお土産まで・・・・
ありがたいね。
そして今日、KさんとS君が一緒に我が家を訪ねてきてくれた。
何と何と!アカショウビンのツーショットも撮れたんだって。
他にも何種類か写したらしいが、サンコウチョウは声は聞こえども
姿ははっきり見えず・・・・で、ちゃんとした写真は撮れなかったらしい。
それにしても、S君、凄いね。
去年も今年も、アカショウビンのいる場所を的確に案内できたんだから。
去年と今年、撮影場所は遙か遠く離れているんだけど
S君には本能的にアカショウビンの居場所が分かるアンテナが付いているのかな?
去年、ばばにもポイントを2カ所教えてくれたけど
まだ、ばばはアカショウビンと出会えていないんだ〜。
じじは、今年、アカショウビンの声は良く聞くらしいけど
きれいな写真は、まだ撮れていないらしい。
あと数日したら、今日、S君とKさんが教えてくれたポイントへ出かけてみようかな?
アカショウビンに詳しいS君。
鳥が好きで、毎年徳之島まで飛行機で通うKさん。
野鳥大好きなじじ。
共通な話題のある友人がいるって、嬉しいし、ありがたいね。
Kさん、明日も別の野鳥が撮影出来ると良いなぁ・・・・
せっかく鹿児島から来ているんだから、
良いお土産が出来ると良いなぁ・・・・と、ばばは祈るのみ。