フライパンも蓋も、チャーシューも・・・・

4月26日(日)晴れ
昼、12時を回った。
じじが撮影から帰ってくる。
急いで、昼食の準備をしなくちゃ!
ご飯は炊いた。
お味噌汁のダシも取った。
筍も焼いたし、人参とジャガイモの煮付けも温めた。
後は、先日作っておいたチャーシューを
フライパンでもう1回焼けば終わり!
と、チャーシューを適当な厚さに切って、
フライパンに並べて両面を焼き、
蓋をして少し余熱で温めようと、
少し小さめの蓋を被せて火を消した。

「ただ今〜〜〜」
じじが帰って来た。
お湯を沸かしながら、一気に、盛りつけなくちゃ。
と、フライパンの蓋を取ろうとしたら・・・・・
外れない!
蓋が加熱されたことで膨張し
フライパンにスッポリ嵌まってしまい
押しても引っ張っても外れない。
大変じゃ〜
まず、ハサミの先で外そうと試みたが
怪我でもしたら大変・・・と怖くて途中で止めた。
次に栓抜きで・・・・やはりダメ。
しばらく考えた後、
「あっ!温めて嵌まってしまったんだから
蓋の方を冷やせばいいや」と水道水をジャージャー。
しかし、厄介ですなぁ〜。
全然、ビクともしないんであります。
こうなれば、鍋のツマミを外して、
そこからドライバーでも差し込めば
良いかな?
無理矢理にでも、引っ付いている所に釘でも打ち付けようかな?
最悪の場合、チャーシューを入れたまま
フライパン毎、不燃ゴミに出すしか無いかな?
どんどん過激な考えが浮かぶばば。
すぐにでも「お昼ご飯準備できたよ〜〜」って
じじに声をかけたいのに・・・
出た言葉は「じじ〜マイナスドライバー持って来てくれる?」だった。
2階にいて、ばばのドタバタを知らないじじ
「マイナスドライバーだけで良いの?」と言いながら、下りてきた。
「じじ〜、フライパンに蓋が嵌まっちゃって、
冷やしても取れないんだけどヘルプ!・・・」
「そんなの、簡単に外せるよ」とじじ。
次にじじがとった行動は・・・・
ばばとは逆に、フライパンをコンロに掛けて
「焦げ付かないかな?」と言いながら数秒揺すっていた。
すると、あらっ!まぁ!
押しても引いても、叩いても、ガリガリ引っ掻いても
ビクともしなかった蓋が、
スッと、まるで魔法でも掛けられたように外れた。
何てことでしょう????
じじは涼しい顔をして、椅子に座ってばばの配膳を待っている。
そして、食事が始まると「いかにフライパンの口?と
蓋がきちんとした円であるか・・・・
あんなにピッタリ合うと言うことは・・・・」
などと、ばばの1番苦手な話をしてくれるけど
ばばには全く分かりませ〜〜〜〜ん。
でも、たった1つ分かったことがある。
それは、鍋より小さな蓋をして加熱をすることは止めよう・・・
ということ。
今日だって、もし、フライパンより大きめの蓋さえ使っておれば
ぜったい、嵌まり込ませるなんて事、無かったはず。
失敗は成功の母。
いくつになっても、失敗だらけのばば。
そんなばばを助けてくれるのは、いつもじじ。
じじ、有り難う!

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