「やさしい おかあさま」
3月2日(日)曇
昨日、実家のお墓参りに行った時
暑いのを我慢して長袖を着て出かけたが
帰宅後、我慢できずに半袖のポロシャツに着替えたばば。
寝る時も半袖〜
3月1日から、ばばひとり衣替えか〜
姉も、じじも、ちゃんと長袖着ているのに〜
と、書きつつ、ばばは未だに半袖ですが
さすが、外出時は変人に見られたら困るので
ちゃんとカーディガンとか上から重ねているよ〜
やっぱり、周囲の目「気にしいばば」かな?
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朝食後、テーブル回りの掃除をしながら
何故か、幼稚園か小学校低学年の時の
「学芸会」で(当時は、学習発表会なんて言わなかったよ〜)
踊ったような気がする歌が気になった。
「私が おねむになった時 優しくねんねん子守歌
歌って聞かせて下さった ほんとに優しいお母様」と
すらすら歌詞とメロディーが頭の中に浮かび
何度も何度も繰り返し繰り返し 声に出さずに歌った。
どうして?朝からこの歌が急に浮かんだのだろう?
昨日お墓参りに行ったからだろうか?
それとも、今月は大好きだった父の命日があるからだろうか?
それとも、最近ばばが、両親への感謝の気持ちを
おろそかにしているだろうか?
等々・・・・色々考えた。
「やさしい おかあさま」を歌ったか踊ったかしたのは
幼稚園か小学校低学年の時の
ほんの一時期だったと記憶しているが
それにしても半世紀以上も経って、すらすら歌詞が出て来るのが
自分でも不思議だった。
自分が歌った歌詞が正しいか気になったので
ネットで調べてみたら・・・ちゃんと見つけられたよ。
作詞したのは静岡県出身の稲葉雅巳さんという方らしく
戦時中に活躍されたと書かれていたが
作品はあまり残っていないらしい。
この「やさしい おかあさま」は1940年(昭和15年)に作詞した歌らしい。)
やさしい おかあさまの歌詞を残しておこう。
1 わたしが おねむになったとき
やさしくねんねん こもりうた
歌って ねかせてくださった
ほんとにやさしい おかあさま
2 夏は ねびえをせぬように
冬はおかぜを ひかぬよう
おふとん なおしてくださった
ほんとにやさしい おかあさま
3 わたしが 大きくなったなら
ご恩をお返し いたします
それまでたっしゃで まっててね
ほんとにやさしい おかあさま
この歌詞の中の「わたし」は男の子だろうか?女の子だろうか?
特に、1・2番の歌詞の中の「お母さん」の行為
ばばも全く同じ事をしてもらったなぁ。
じjとばばも、自分の娘達が小さかった頃
同じように布団をかけ直したりしてあげたことがあり
「親心」はずうっと受け継がれていくものだなぁと
当たり前のことだけど、改めて感じたりした。
そして、3番の「ご恩をお返し致します」という歌詞では
ぐうっ〜〜〜と、胸にこみ上げるものが。。。。。
言葉に出来ないくらい両親には可愛がってもらい、
たくさん、たくさんの無償の愛をもらって大きくなり
今の生活があるのに、「ご恩をお返し」しないまま
両親は亡くなってしまった。
未だに後悔は大きい。
もっと、もっと両親との時間をたくさんもち
旅行をしたり、美味しい物を食べさせてあげたりすれば良かった・・・・・
時間が過ぎてしまってから、大切な物を無くしてしまってから
その偉大さ、ありがたさに気づくんだね。
生まれ変われたら・・・再び亡き両親の子として生まれ
今度は、あまり反抗とかせず従順な娘で
親の喜ぶことをいっぱいいっぱいしてあげたい・・・・・・
今頃になって、「今の平穏な生活があるのは
両親のお陰だよね」とじじとばばは良く話題にするけれど
じじもばばも、親に対して、感謝の念以外何も無い。
既にばばの両親は亡くなり、じじの父も1年前に亡くなった。
今は心なくも介護施設のお世話にならなければならなくなった
じじの母・・・・
じじとばばが、世界中で「母」として会話でき唯一無二の存在。
もっと、もっと大事にしてあげなければ・・・・
この歌のことを考えている時、
義母がお世話になっている介護施設から電話があった。
「インフルエンザによる面会自粛は解除になりました。
でも、他の病気の流行の懸念もあり、
面会は昼からの短時間でお願いします」ということだった。
義母と面会出来なくなって2ヶ月近く。
施設の方から家族が面会に来れないことを説明はしただろうが
母をはじめ、入所者の方々は、理解できていただろうか?
永いことじじとばばが面会に行かないことで母は
「自分が忘れられたのでは・・・」という寂しい気持ちになっていないだろうか?
認知症が進んではいないだろうか?と
ここ最近、じじと何回となく話題にしていたところだった。
よし!母と会って来よう!
「やさしい おかあさま」の歌が、じじとばばを
母との面会に導いてくれたような気がしてならない。