老いる・・・・
3月8日(木)晴れ後雨
11時前、じじが「両親の面会に行く」と言うので,ばばも一緒に出かけた。
義母がお世話になっている介護施設は、インフルエンザ対策でまだ面会謝絶。
マスクをして玄関で待っていると,職員さんが義母を連れてきてくれた。
私たちを見るや,義母は「足の付け根が痛くて・・・」
「体のあちこち悪くなってしまって,どうしたんだろう・・・」
「何も悪いことはした覚えはないのに・・・・」
「こんな体になったら,早く消えてしまった方が良い・・・」
「あなた方に迷惑かけて申し訳ない・・」
と、いつもの義母とは違うマイナーなことを言って泣く。
聞いているばばの胸もキリキリ痛い。
入所して施設になれると,趣味の編み物をしたり、
仲の良い入居者と世間話をしたりして過ごしていた母だが、
だんだん編み物にも興味を示さなくなり・・・・・
そして、今年1月中旬から,ちょっと体調を崩し3週間ほど入院してからは
運動能力も,気力も大分落ちたような気がする。
面会に行って,義母がニコニコ元気に話す時は良いけれど
鬱々とした話をする時は、辛い。
じじと結婚してから、義母はばばにとって、
ずぅっと理想の母&妻であったのに・・・・
常に自分のことよりも夫や子供のことを優先し、
周囲に対しては、いつも「ありがとう」という言葉を忘れなかった。
工夫を凝らして料理を作り、身だしなみも良く、家計のやりくりも上手だった。
一昨年6月。
急に体調を崩し、入院。
介護施設のお世話になることになった義母。
面会で義母と会う度に「老いる」ということ、
「体が自分の思うように動かせない辛さ」を
「自分の今後に重ねて」考えているばばがいる。
人間誰だって、死ぬまで自分の足で歩き、自分の口で食べ、
話せたらどんなに幸せなことか?
義母と面会に行かない日が続くと、現実から目を逸らしているようで
自己嫌悪に陥る。
義母とは会いたい・・・だけど、現実に会い、話を聞くと落ち込んでしまう。
じじは「母が言うことはあまり気にするな。病気のせいだから」と言う。
ばばも分かってはいるんだけど・・・・
義母がばばにきついことを言うわけではない。
それどころか、いつ行っても「ごめんね。あなたにばかり迷惑かけて」と言う義母。
10年前までは現実的に考えもしなかった老親の介護。
1年、そして又1年。
年を重ねる毎に自分の姿が義母と重なる。
足が痛いと訴える義母。
「もし、痛みが続くようであれば病院で受診させましょう」と施設の方が言ってくれた。
過日、右肩が痛いと行って受診した時も診察を終えた途端に元気になった義母。
その後、面会に行ったときは「ご飯が美味しいから、元気だよ」って
とびっきりの笑顔で言ってくれた。
又病院へ行って受診してもらったら、元気になってくれるかなぁ・・・・
義母と面会して帰った後、庭先でカランコエの花がら摘みをしたり
エリカの枯れた葉っぱを摘んだりしたりした。
その時、何とも言えない芳香が・・・・
沈丁花の花の香り。
可憐な花を前に、芳香に包まれていると
目の前の雑念が何処かへ消えていく気がする。
花を植えよう!
花木を育てよう!
今は、庭先の小さな花々がばばの心のお医者さん!
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