孫、シュン、じじへのリベンジなるか!
8月18日(木)晴れ
我が孫、シュン、1年ぶりじじへのリベンジなるか!
ちょうど一年くらい前、
家族4人で帰省した長女親子4人。
長男シュンが、おもちゃを賭け、総合運動公園で400メートル走をしたのだ。
去年は、第3コーナーを回る辺りまで、じじとシュンは並走。
最後の50メートルくらいで、じじがスパートしシュンを振り切った。
シュンが負けると、自分もオモチャが買ってもらえないと
弟リョウも、「頑張れ、シュン君!」と必死に声援したのだが・・・・
じじに負けて、悔し泣きするシュンと、つられてションボリするリョウ。
その横で、兄弟の父(婿殿)は「勝負とは・・・・」とシュンに言い聞かせている。
1年前のことなのに、つい先日のことのように思える。
あれから1年。
シュンは毎朝父親と早朝ジョギングを続け
1キロを6分台で走れるようになり、
「今年こそは・・」と本人も周囲も密かに期待していた。
本人が「じじにチャレンジする」と言い出すまで待っていたが
遂に昨日「明日じじに挑戦する」と・・・・
そこで、じじは今朝はジョギング帰りは「体力を温存するため」と称し
父のお見舞いさえもせず直帰して、「その時」に備えていた。
午後4時過ぎ、いよいよ去年と同じ場所で
決戦の火蓋は切って落とされた。
内心、じじが勝つか?シュンが勝つか?五分五分かな?と思っていた。
じじには連覇して欲しいけど、シュンか勝てば、それは又嬉しいこと。
けれど・・・・
勝負の少し前からションのテンションは下がり気味。
やはり、いろいろな思惑から緊張するのか
唇も蒼白で、「どこそこが痛い」と言うが、誰も聞き流す。
いよいよ競技場に着いても「やる気」が見えない。
そこで苦肉の策「ばばもシュンとじじの後から
リョウと走るよ。ふたりより絶対じじとシュンが速いはず」と励ます。
(えっ、ばば本気?5年間走ったことも無ければ、ましてや競技場を?)
と思ったがいったん口から出してしまった言葉は飲み込めず、
サンダル履きで400メートル走ることになってしまった。
まさに、「口は災いの元」。
この年になって5歳の孫と町の競技場で走ることになろうとは・・・・
長女はビデオ係。
そして「ヨ〜イ、スタート」の声で4人一斉に飛び出す?
勿論、シュンとじじはどんどん走って行く。
ばばはリョウと並走する。
おっ、リョウ、」速いじゃない!下手するとばばは置いて行かれるよ〜。
焦って、ばばも走る・・サンダル履きで。
そして、第一コーナーを回ったところで、じじとシュンは
既に第二コーナーに向かっている。
リョウが「疲れた〜」と言うので、「手を繋ぐ?」と聞いて
手繋ぎでゆっくりゆっくり走る・・・・
しかし、リョウは策者ですなぁ・・・
しばし、体力を蓄えたと思いきや、ばばの手をふりほどいてダッシュ!
「やられた〜〜〜」と思いながらばばも必死に追いかける。
もう、遙か前をゆくシュンとじじを応援するどころでは無い。
下手すると、5歳のリョウに負けちゃう・・・・・
シュンとじじは既に第三コーナーを回りゴールへ向かっている。
あっ、じじがスパートした!
シュン、行け、行け、今のままでは去年と同じパターンでじじに負けちゃうよ〜〜〜。
リョウに遅れじと走りながら目はシュンとじじを追う。
ばばは、被っていた帽子を取り、手に持って走る、走る。
あららら〜ら〜。
去年と全く同じパターンでじじがゴールし、
シュンは泣いている。
リョウとばばもゴール間近だ。
リョウったら、ゴール横でビデオを構えるお母さんの方へまっしぐら。
おい、おい、リョウ、まっすぐゴールしなくちゃ。
「リョウ、こっち、こっち」と言いながら、ばばもゴール。
うん、うん、シュンは確かに早朝ランニングの成果は出ていたよ。
じじは、本気モードで全力で走ったんだって。
もしも、シュンに先導させるような形で走って、じじが後から追い上げていたら
きっとシュンが勝っていただろう・・・・
じじの作戦勝ちと言ったところかな?
今年もオモチャを賭けてはいたが、島のお店には無いオモチャで
インターネットで注文していた。
勝っても負けても「挑戦する気持ちがあれば買ってあげる」と
何処までも孫に大甘のじじ。
そのオモチャが勝負をする前に届いて、シュンとリョウは
本当に嬉しい時、子供ってこういう声を出すのか?
と思うほどハイテンションになっていた。
勝負に負けて泣いていたシュンだけど、
帰る前に、もう一度チャレンジするって言っている。
まさか、「今度はばばと競走する」・・何て言わないでよ〜。
ばばは、5歳相手がやっとでしょうから・・・・
それにしても、新発見。
ばばも、まだ400メートルぐらい走れる力があるかも知れない・・って。
自惚れ?