だれが○○?

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12月1日(水)曇時々雨
「ア〜〜〜イタッタッタッタッ」
じじの大きな悲鳴????
またぁ〜〜!
「どうしたの?」と一応声をかける。
そして、様子を見る。
お風呂から上がったじじ、入り口のドアの上の方で
おでこをゴツ〜〜ンとやってしまったらしい。
しきりにおでこをさすっている。
じじが、お風呂場、トイレ、食卓回りで
「ア〜〜〜イタッタッタッタッ」と叫ぶのは何回目なのだろう?
ある時は、トイレの入り口あたりで頭をぶつけ、
又ある時は、冷蔵庫の横に置いた、ちり箱のの角に足をぶつけ
ちり箱の角をヤスリでせっせと削り丸くしていた。
何で、こんなにも彼方此方にぶつかるの?じじ〜〜。
ばばから見ると不思議でたまらない。

じじを笑うばばだが、笑ってばかりはいられない。

今日、昼義母と面会に行った。
リハビリを兼ね、毛糸の帽子編みに励んでいる義母に毛糸を10玉買って持って行った。
ありがたいことに、元気だった頃の勘を取り戻し帽子が編めるようになった。
暇さえあれば帽子を編み、欲しいという人にはあげているそうだ。
今日も、ばばがいる間部屋へ来た介護士さんが
一才のお孫さんにプレゼントしたいと、「今編んでいる帽子を下さいね」と予約?していた。
帽子編みが今の義母の「生き甲斐」になっているようだ。
毛糸の差し入れぐらいおやすいご用。
「お母さん、欲しい色があったらどんどん言ってね」とばばが言ったら
「ばばちゃん、この前、毛糸忘れていったでしょう」と言われちゃった。
実は、3週間ほど前面会に行った時
「この毛糸は編むのもほどくのも難しいから、家に持って帰ってね」と言われたのに
それは、三女が帰省した時「冬に帰ってくるまで、ばあちゃん、
この糸で帽子編んでおいてちょうだいね」
と娘が自分の分と姉の分選んで持って行った白と黒の毛糸だった。
ところが、この毛糸、所々が太くなっている「変わり毛糸?」だったため、
編み目のキツイ母の編み方では、なかなか編めなかったらしい。
一旦編んだ物を解こうとしても解けないんだそうだ。
ばばも、解こうとチャレンジしてみたが、
固結びのようになっていて、本当に解けなかったのだ。
家に持ち帰っておけば、使う人が現れるかも・・・と持ち帰る準備はしたものの
帰る時は、義母のベッドの上に置いたまま帰って来ちゃった。

そして、一昨日面会に行った時、毛糸を忘れて帰ったことを母から言われ
今日こそ持ち帰るぞと思っていた。
その日は、母の「お風呂の日」だったので、
母を乗せた車椅子をお風呂場の前の廊下まで押して行き、
母の番が来るまでおしゃべりをしていた。
途中、持ち帰る毛糸を母の部屋に置いてきてしまった事に気付き
部屋まで走って取って来て、母の車椅子の後ろに掛けて置いた。
その時、丁度母のお友達のおばあちゃんが、車椅子で食堂に向かっていたが
とてもきつそうだったので「押して良ければ、私が押しましょうか?」と声をかけたら
「お願いします」と言われ、食堂まで押していった。
母が待っている廊下へ戻った時、母は職員さんが脱衣場へ入れてあった。
その時、毛糸を車椅子に掛けたことは、ばばの頭の片隅にさえなく
ばばは、そのまま帰って来た。

そして、今日。
母の部屋へ行くと、母は車椅子に座り明るい方に向かって
一生懸命帽子を編んでいた。
そして、先日ばばが持ち帰るはずだった白と黒の毛糸の入ったビニル袋が母のベッドの上に。。。。
「ばばちゃん、毛糸忘れて帰ったね」と又言われ・・・・

じじよりも、義母よりも、一番ドジなのは、ばばだと言うことが改めてわかった。
あぁ〜〜恥ずかしいっ!

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ばば
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