おばちゃん、ふたり・・・・
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10月1日(金)晴
今朝、何気なくラジオを聞いていたら
「東京は、今日は区民の日で、公立の学校は休み」???
って言ってたと思うんだけど本当かなぁ〜〜。
今日も、色々な用事があって、お昼過ぎは買い物を終え
スーパーの入り口(出口?)にいた。
荷物を車に積もうとした時、見覚えのある女の方が・・・・
住所も名前も、分からない。
ただ、時々散歩途中にあったことがある方だ。
久しぶりにお見かけしたので、思い切って「最近、歩いていますか?」と声をかけたら
「あらっ」という感じで、ばばに気付き「最近はあまり歩いていないんです」と。。。。
そこから立ち話が始まり・・・・ばばは荷物を手に持ったまま
延々と楽しいおしゃべりをしていた。
それにしても、ばば、よくもまあ、顔見知りでもない方と話ができますなぁ〜〜〜。
ふたりが楽しく話しているのは駐車場の隅っこ。
・・・とそこへ、お葬式帰りらしい黒い服装のおばちゃんが3名来た。
先に来たおばちゃんは年の頃は70代かな?電動バイク?に乗って来たが
何とそのバイクをばばと話している女の方の車のすぐ後ろに止めた。
すぐ横にバイクや自転車専用の駐輪場があるのによ・・・・
ばばと話していた方をAさんとしよう。
Aさんが「あの〜〜、そこにバイク停めたら車がでられませんよ〜」と声をかけた。
しかし、おばさんは知らんぷり。
そこへ又別の黒い服を着たおばちゃんふたりが来て、
「バイク、横に寄せたら?そこは、車の邪魔になるが・・・」と何回か言った。
しかし、先のおばちゃんは「しばらくだから・・・」と
周囲の声に耳を貸さずスーパーに入っていった。
Aさんは、車を出すことができなくなった。
後から来たおばちゃんふたりは「何で人に注意されて聞かないのかしら?」と言い
「人から注意されたら聞かんといかんよねぇ。あの人は我が強いから・・」とばば達に言い
自動ドアからスーパーへ入りかけ、又戻ってきて
「あの人、あれでも名士の奥さんだよ」ってAさんとばばに言って入って行った。
「名士って??あの年からしたら、旦那さんも結構な年よねぇ〜〜。
そんな名士知っていますか?」とAさんがばばに聞いた。
しかし、ばばも咄嗟には思いつかなかった。
家に帰って調べれば分かることだけどね・・・・
車が出せなくなったAさんは、「まぁ、卵でも買ったらすぐ出てくるでしょ」とおおらかに言ったので、
(ばばも、そうであったらいいなぁ・・)と思いながら待ちながら、又おしゃべりしていたが
おばちゃんは出てくる様子はなく、時間がどんどん経っていった。
その間にも駐車場は軽トラックや乗用車が次々出入りするが
おばちゃんのバイクがあるせいで、横の車などとギリギリ・・・・・
危ない!危ない!(事故でもあったら、おばちゃんのせいよ〜〜)と
ばばも横着なおばちゃんを恨みながら待っていた。
Aさんは、ばばに「帰って良いですよ。私は又卵でも買って帰りますから・・・」と気にかけてくれたが
ばばは、あのおばちゃんが出てくるまで待っていてみようと思った。
今日は卵が100円で特売なので、あのおばちゃんも卵買っているのかな???
それとも、2階の衣服売り場まで行ったのかな???
待つこと、約30分。
おばちゃんは、お弁当二人分と、飲み物らしき物を二つのレジ袋に入れて提げ出てきた。
そして、電動バイクに乗って何事もなかったかのようにトロトロと去って行った。
Aさんとばばは「あら、あらお弁当2個。ご主人と二人分かしらね」と
勝手なことを言い、笑い、「あのおばちゃんの後つけて、どんな名士の奥様か見届けてみようか?」などと
ちょっぴり悪口も言い、それでもAさんの車が出せるようになったので、
右と左へ「さようなら」した。
ウゥ〜〜ン、若者の公共道徳がどうのこうのってよく言うけれど
年には関係ないね。人間性の問題だねってつくづく感じた出来事だったなぁ・・・
そう言えば、これと真逆のことが昨夕あったよ。
ばばが、病院へ寄って父と会って帰宅したのが6時過ぎで辺りは薄暗くなっていた。
玄関に来ると、あらっ?荷物がある。
紙袋に洗剤の箱が入っている。
(何だろう???何処の何方が????)と訝りながら紙袋を動かすと
何やら紙がはらりと落ちた。
見るとチラシの裏に
「ばばちゃん、いつもありがとうございます。
洗剤はもらい物です。お父様の洗い物に使って下さい。
(今があるのはお父さんやお母さんのおかげ)というばばちゃんの言葉に心が打たれます。
でも、自分たちも一年一年体力がなくなるので、体に気を付けて下さい。」
と書かれ、きちんと名前も書いてあった。
ばばは、電話より・・・と思い、すぐ洗剤を下さったおばちゃんの家に走って行ってお礼を言った。
おばちゃんの話では、夕方、知り合いの方が洗剤を4,5箱も持ってきてくれたので
自分一人では使い切れないから、ばばちゃんにも使ってもらおうと思って持って行ったのよ・・・って。
おばちゃん、足も不自由で我が家の階段上がるの大変だったでしょうに・・・・
本当にありがとう・・・・
おばちゃんの行動から、ばばは色々なこと学びましたよ。
ばばも、おばちゃんのように他人のことを思いやれる人になれるように気を付けるからね・・・・
おばちゃん、本当にありがとう!!!