お願い!アカショウビン!!
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7月21日(火)晴れ
日食観察にいらしたSさんと一緒に、昨日は島を北回りで半周。
今日は、南回りで半周し、Sさんは奄美市へ飛ぶ。
昨夕、じじ&ばばのいつもの散歩コースでアカショウビンの「影」だけ見たSさんに
何とか全体像を見て欲しい・・・
Sさんの希望もあり、じじとSさんは今朝6時に昨日のコースへ出発。
早く帰れば、すぐにアカショウビンに遭遇できたということ、
もし、遅ければアカショウビンが現れるのをじっと待っているのだろう・・・と
ばばは判断し、家で待っていた。
ところが・・・・・・・・・・・・・
出発から3時間経っても帰らない。
ばばはだんだん心配になってきた。
(もしや、じじかSさんが体調が悪くなったのでは?)
車で出かけたので、事故???
悪い事ばかり考えてしまうばば。
3時間連絡がないという事は絶対何かあったはず・・・とじじへ電話。
しかし、留守電。
3回かけたが繋がらない。これは、いよいよただ事ではない。
さんざん迷ったあげくSさんへ電話すると・・・・出た!
しかし、すっかりパニくっていたばばは「今どちらですか?」と。
今、どちらですかも何も、初めて徳之島の地を踏んだ方にかける言葉ではないよね。
Sさんは気を利かせ、すぐじじに代わってくれた。
ばばが予想していた散歩コースからは遙か離れた総合グラウンドにいるという。
とにかく二人が無事でばばは全身の力が抜けた。
待つ事しばし。
じじは帰ってきた。
しかし、ばばがつい今しがた頼んだ買い物をしてきてない。
全く、モウ〜〜(ばばは牛になってしモウ〜〜たがなあ)。
今朝もアカショウビンは二人の前に姿は見せたがカメラで捉える事は出来なかったと・・
でも、別の地点で鳴き声だけはしっかり収めてきたという。(喜んで良いのかな?)
10時ちょっと過ぎにSさんを迎えに行き、伊仙回りの全島半周に出発。
見るものといっても海岸だけ・・・・。
まず喜念浜へ寄り、次に犬田布岬へ。
戦艦大和の慰霊碑を見て、目指すは犬のじょう蓋。
少し近道をしようと、じじが道案内すると言う。
しかし走れど走れど、県道に出ない。
「急がば回れ」の諺通りに通り慣れた道を走るべきだったかな?と反省。
途中、じじが運転を代わ、それでも進んだり、戻ったりしつつ何とか県道へ出た。
その後は、何だか気疲れしてしまって空港近くの公園に行き、鳥でもいないか見る事に。
ばば達より先に中学生くらいの男の子が二人、
大きなデイゴの木やセンダンの木のある場所に立っていた。
その横を通ると、けたたましい音がしてビックリ!!
その音は、無数の蝉の鳴き声だったが、ばばはこんな大きな蝉の声を聞いた事がない。
Sさんとじじは写真を撮ったりして、その後、しばし休憩。
空港へ出発しようとすると、10羽くらいの見た事もない鳥が蝉の大群のいる木に留まった。
でも、気ぜわしげで、うまく写真には写せなかったようだ。
飛行機の到着時刻が近づいたので心を残しながら、空港へ。
Sさんがチェックイン手続きをする間にじじ&ばばの前に今日も偶然に友人が。。。。。
この友人Fさんはプロ級のカメラマンだ。
雑談の中で、Fさんは、この数日間で、
夜、たくさんのアカショウビンや他の珍しい生き物と出会った事や
現在、自宅でリュウキュウコノハズクを保護している事など話してくれた。
ばばが写真撮影させていただけないかお願いすると快諾。
今日、奄美市へ飛ぶSさんも明後日は午前中に帰島出来る予定。
次の便に乗り継ぐまで約3時間余裕があるので
その時間にFさん宅にお邪魔させていただく事にした。
そう、こうしているうちに、Sさんの搭乗時刻が迫りSさんは搭乗口へ。
じじとばばは、Fさんと出会えた幸運を喜びつつ、
もう一度さっきの公園へ。
さっき、見た事のない鳥の大群が留まった木を見ているじじとばばの目前を
アカショウビンがサッと横切った。
まさか!!!こんな真っ昼間に・・・・
じじとばばは必死にアカショウビンの姿を捜したが
何処に留まったのか、再び姿を見せてはくれなかった。
「願えば叶う!!」で何度か幸運を掴んだが
明後日、アカショウビンがカメラに収められると良いな。
Sさんに「3度目の正直」の幸運がもたらされますように・・・・
声だけ・・・と、サッと飛び去る影しかSさんに見せてくれないアカショウビン。
もう、Sさんは東京へ帰っちゃうのよ。
次はいつ徳之島を訪れるか分からないのよ。
お願い!アカショウビン、はっきりと姿を見せて・・・・
そして、Sさんの願いを叶えてあげて!!!!