えっ?後、おもしろい
2月17日(月)小雨時々曇り
「じじが、そろそろ帰ってくるかも・・・」と思い、台所でお昼の準備をしつつ
ラジオを聞いていた。
正午のニュースが始まった。
男性アナウンサーがニュースを伝えている。
手を動かしつつ、耳はニュースに集中。
と「ゴキブリに」というフレーズが4,5回。
「ゴキブリ・・・」
その前後の言葉を聞かなかったら????ってなるかな?
と、自分勝手に思いつつ「日本語って面白い」と思った。
アナウンサーが伝えていたのは「5期ぶりに・・・」と言うことだったが
字面だけで見たら、あの、にっくき害虫と同じ。
アクセントも違うし、意味の違いも、すぐ分かるけれど
たまに、日本語って面白いと思うばばだ。
昨日のブログで、「島われんきゃの祭典」に行って来たと書いた。
夕べ、寝る前に、教育長の開会の挨拶に出てきたエピソードを思い出し
じじに話した。
教育長先生が、小学生の頃のテストで
描かれた野菜の名前を書く問題があったそうだ。
きっと、国語のテストだったのかな?と推測したが・・・・
ある野菜の絵がふたつ描かれていたそうで、教育長先生は
1つの野菜の名前は「タマナ」と書き、もう一つの野菜の名前は「デンクゥニ」と買いたそうだ。
結果、担任の先生は2つの答えともに△をしてくれたそうだ。
問題にはキャベツと大根の絵が描かれていたんだなと
方言の分かるばばは、すぐ分かった。
キャベツのことは方言で「タマナ」、大根のことは「デンクゥニ」と言う。
答案用紙に方言で野菜の名前を書いたら、担任の先生は
勿論○は出来なかっただろうけど、×をせず、△をして下さったんだね。
何て、良い先生なんだろう?と思った。
現在の教育長先生は、ばばが初任で赴任した学校の卒業生で
ばばが在職していた当時、小学校4,5年生位だったかなぁ?
昨日のエピソードは、ばばが赴任する前の話かも知れない。
当時は、教員も島出身の先輩方が多かった。
だから、方言で野菜の名前を書いても○をつけてくれたんだと思う。
子どもの、方言の解答に×をせず、△をつけた先輩、
きっと答え合わせの時に、「タマナはキャベツ、デンクゥニは大根」
と、正解を教えたと思う。
この話をしていた時、じじが「僕も小学生の時
方言で答えを書いて×されたことがある」と言った。
「えっ?方言、何て書いたの?」と聞くばばに、「サーキーと書いたら×された」って。
「サーキー」とはね、「櫛」のことなの。
じじやばばの小学生時代は「方言をつかわないようにしましょう」という
教えが一番厳しかった時代だったから、
方言で答えを書いたら、即×だったのかなぁ?
だって、校内で方言をつかおうものなら、すぐ密告され
「わたしは ほういげんを つかいました」という札を
胸から下げさせられる時代だったから。
あんなに「方言をつかっちゃダメ!ダメ!」という時代から
今や「方言は大切な島の宝だから、どんどんつかって
未来へ遺していきましょう」ってさ。
徳之島も島外から来て暮らしている人達も多いし
第一、島の人達でも家庭で方言を話すという人は極々少数だと思う。
今日もね、ある大先輩に電話をしなければならなかったので
かけたら、大先輩が標準語で答えた。
ばばが、方言で話し始めたら、大先輩も方言で対応して下さった。
お店や色々な場所で、顔見知りで島の大先輩だと分かると
くだけた話は、なるべく「島口で」と心がけているつもりだけど
ついつい・・・・ということも多い。
時代と共に、話す言葉も変わってくる事もあるからね・・・
今の幼い子ども達が島口が話せず、意味も分からないように
ばばは、今頃ばやりのカタカナ言葉は意味も分からないのが多いです。
仕方ない・・・・と諦めるべきかなぁ・・・と、弱気になっているばばです。