たった1粒で・・・
11月20日(水)曇り
今日もドンヨリ天気の徳之島です。
今朝は、一階キッチンの気温が21度。
2階は20度を切ったとじじが言っていた。
これで肌寒い・・・なんて言ったら、北国の方達には笑われてしまうよね。
今月は、約2週間前の朝、じじの血圧が急に上がって、病院へ行った。
じじは「大丈夫、大丈夫。寝ていたら治る」と言い続けていたが
熱もあったので、強制的に病院へ連れて行った。
色々な検査もしてもらい、最近の血圧の様子など話したら
朝一回だけ飲む、いちばん軽めの薬を1ヶ月分処方してもらった。
しかし、じじは薬嫌いで、なかなか薬を飲んでくれない。
朝、たった一粒の薬を飲むことで、血圧の急激な上昇を予防できるんだったら・・・・・
と、ばばなら思うんだけどね。
ばばは、血圧の薬を飲み出して、20年以上経った。
加計呂麻へ単身赴任したある日、校庭で立っているのもきついほど気分が悪くなり
その場にしゃがみ込んでしまった。
ばばの様子に気づいた上司が、すぐ船を貸し切る手配をし、
職場から港までは同僚の車で移動するよう、同僚にも相談してくれてあった。
当日は、奄美市の事務局から何名かの方々が来校されていて
朝から、ずっと参観されていた。
気分が一時的に悪くなったけど、しばらく経つと、回復したかに思えたので
普段通り授業もし、事務局の方々も参観して下さり、昼からは全体会や個人指導が計画されていた。
給食が終わって、昼休みも終わって、個人指導の始まる直前
ばばは、校長室に呼ばれた。
そして、すぐ古仁屋の病院へ行くように言われた。
えっ?これから個人指導が始まるのに・・・と思っていると、
「船と車の準備も出来ているから、先ずは病院へ行っていらっしゃい」と言われた。
気分も悪くないし・・・と思っていたが、普段と違っていたばばの状態を見て
上司は心配して下さり、あらかじめ彼方此方手配もした後で、ばばに声をかけて下さったのだ。
しばし躊躇ったが、上司のご厚意に甘え、同僚に付き添ってもらって
車と船を乗り継いで病院へ。
病院では色々問診したり、血圧も計ったり、その他色々検査もして
「明日から、毎日一粒ずつこの薬を飲んで下さい」と、降圧剤を処方された。
それ以来、毎日、朝1粒ずつの降圧剤を飲み続けている。
出来れば、体の免疫力を上げて、薬など飲まないで過ごせるのが良いだろうが
どうしようも無い時は、薬にだって頼って良いと、ばばは思っている。
あれから20数年、血圧関係で体調が悪化したことも無く、
「もし、あの時、上司が配慮して下さらなければ・・・・・」と、未だに感謝している。
だから、あの上司は、ばばにとって「命の恩人」だと思っている。
じじもばばも、自分達では、いたって健康だと思い込んでいる。
しかし、体の中を自分で見たり、調べたりすることは出来ない。
だから、ばばは体調不良の時は、なるべく早く病院へ行く。
じじには「ばばは、病院好きだなぁ」なんてからかわれるけど。
加齢と共に、体も彼方此方不調が出て来る。
「我慢」も良いけれど、素直に病院受診も良いんじゃ無い?と思うばばだ。
じじが「僕は、年取ってから、ばばに迷惑かける事が多くなったね」と言った。
迷惑と言ったって、たまに体調不良になってしまうこと位だから
そんな時は「大丈夫!」と自己判断せずに、
先ずは病院へ行くことも考えてくれたら嬉しいな。
過日処方された薬、毎朝飲んでくれたら、いちばん良いんだけど・・・・・