どうして、そういう発想するの?って

11月2日(土)晴れ後曇り

今日も、午前中は気持ちよい晴天だったけど、

昼から、ちょっと曇ってきた徳之島です。

我が家の「菜園とは名ばかり」のスペースに、

初夏の頃ナスとピーマンの苗を2本ずつ植えた。

ピーマンが10個ほどと、ナスは3本ほど収穫出来ただけだったが

そのまま、たまに肥料をやり、水をかけながら、しばらく放置していたら

10日ほど前から、又実が付きだした。

ナスは大小5個ほど。

秋ナス

画像では大きく見えるけど、一番大きいので、ばばの親指位

小さいのは小指ほどの大きさ。

見るからに固そう・・・・・

ナスと言えば・・・・

「秋ナスは嫁に食わすな」という故事?(諺?)を思い出した。

意味がふたつあると、以前から聞いてはいたが、あらためて調べてみたら

次のような事が書かれていた。

「あきなすはよめにくわすな」

【意味】 秋茄子は嫁に食わすなとは、おいしい秋のなすは、

もったいないから嫁には食べさせるなという姑の嫁いびりの言葉。

また、反対に、なすは体を冷やす、あるいは種が少ないので子供ができないといけないから、

嫁には食べさせるなという嫁を大切に思う言葉。

全く相反する意味があるんだね、おもしろいな。

数日前、友人がばばに言った。

友人の娘さんが「ばばちゃん家の長女さん、小さい頃、

アリは高い所から落としたら、どうなるの?って聞いた事があったけど

どうして、ああいう発想出来たのかなぁ」って。

たまたま、過日、ばばが名前の上の一字だけを替えたら・・・・ということで

例えば・・・・・よし子という名前の(よ)を(あ)にすると「あし子」、(い)にすると「いし子」

「うし子」・・・「えし子」・・・「おし子」・・・となるよね、

じゃぁ、じじの名前を、上の1文字だけ替えたら・・・・なぁんて事をして

朝食の時だったか大笑いしたとブログに書いたんだけど、

その時も、友人の娘さんは「ばばちゃん、発想が面白い」って言ってたらしい。

その時、その時、思いついた事をじじに話して、ふたりで笑っただけの事。

話の内容も、島の方言と、共通語の似ている所とか

方言と古典に出てくる言葉が似ているとか、中身は無くても

「面白いな」と思ったりしたら、つい口にしているんだよね。

諺と言えば・・・・・

これは、島の諺なのか、全国共通な諺なのか知らないけれど

「親の教えと、ナスの花には、ひとつの無駄も無い」って、幼い頃からよく母に言われた。

兄弟姉妹の中で、一番怠け者で、横着で、親の言う事を聞かなかったばばを

諭すために母が言っていると思ってはいたけど・・・・・・

ナスは花を付けた分、全部実になり、親の教えは社会に出た時、全て役立つ・・・・

という意味だと、ばばは理解しているけれど、

本当にその通りだと、年を重ねる毎に強く思うようになった。

今だったら、自分の幼かった頃の言動を両親、特に母に謝りたいと思う事が何回もある。

我が家は、母が厳しかったので、ばばが少しでも悪い事をしたら

きつく叱られ、素直に反省するばばなら良かったけど、いちいち反抗していた。

反抗すると言っても、口を尖らせたり、わざと母に聞こえるように

ドンドンっと床を踏みならして歩いたり・・・・くらいしか出来なかったけど。

厳しい母が、少し嫌いになった時期もあった。

でも・・・・年を重ね、社会人になり、結婚し、自分が母になった時

母が教えてくれた事を、度々思い出す事があり

「あぁ、やっぱり母のいっていて事は正当だったんだ」と思えるようになり

反抗ばかりしていた自分を、申し訳なく思うと同時に

母への感謝の気持ちがいっぱいになり、泣きそうになる事もあった。

「親孝行、したい時に親は無し」とも、母は良く言っていたが、正にその通り。

「山より高い父の恩、海より深い母の恩」を受けながら、

愛情に包まれて育ったのに、親孝行は・・・・・・・・・

親が元気なうちに、はっきりと言葉で伝えられなかった事、未だに悔やまれる。

亡き両親から受けた愛と、恩を、少しでも自分の子供達に伝え、返していきたいと思う。

「秋ナス」を見ながら、亡き両親への感謝の思いを強くしたばばでした。

秋ナスを見て、両親への思い????

又々、友人の娘さんが「どうして、そんな発想出来るの?」って呆れるかも・・・

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