明日は我が身
3月7日(木)曇り
※画像は今日の記事とは無関係です。
昨日までのブログで,「じじコーチ」の下リハビリに頑張る!と書いた。
今朝、6時過ぎからテレビ体操を始めたじじ、
体操をしながら「うん!この動きも効きそうだな。
ばばもテレビ体操とラジオ体操したら良いよ」って。
木刀振り、突き出し、腕の上げ下げ&振り回しに体操も追加したら?って。
もう、これ以上、ノルマを増やしたくないよ〜
話は変わって・・・
昨夕、あるスーパーに行き、買い物を済ませ店の外に出たら
80代位と思しきおばあちゃんが、腰を深く曲げ、両手に荷物を提げた状態で,杖をつき
お店のカートを押して歩いていた。
カートに荷物を乗せれば良いのにな・・・と思った。
でも、そのカートは買い物かごを乗せるための物で,隙間が大きく
買い物を入れたビニル袋を置いたら、落下してしまうようなカートだった。
荷物が乗せられるカートもすぐ近くにあったので、一瞬、そのカートを取って
おばあちゃんに荷物を乗せて貰おうかとも思ったが止めた。
何故かというと、おばあちゃんが使っていたカートは
持ち手が手押し車のように使える物だったから。
やっとの思いで歩いているおばあちゃん。
車まで荷物を持ちましょうか?と声をかけてみたら「ありがとう!」とすぐ返事があったので
おばあちゃんの荷物をふたつ持って、「どの車でしょうか?」と聞いた。
おばあちゃんはお店のカートを押して、更に片手は杖もついて,腰を90度位曲げて
ゆっくり、ゆっくり歩く。
車が来ないかなど気をつけながら、おばあちゃんの後をばばは付いて歩いた。
「たしか、この車だと思うけど・・・」と言って、「ありがとう、荷物そこに下ろして良いよ」と言った。
地面に??と思ったけど、言われた通り荷物を下ろして
「さて、どうしようか?」考えた。
おばあちゃんが車まで押して歩いたカートを、戻してきた方が良いのか?
おばあちゃんは杖をついて、体を車にもたせかけて立っているし・・・とも思った。
ほどなく、女の方が近づいて来て、おばあちゃんがもたれていた車に乗り込んだ。
その時になって,おばあちゃんは、自分が乗ってきた車を間違えたと気づいたらしい。
再び、おばあちゃんは乗ってきた車を見つけるためにカートを押して杖もついて歩き始めた。
ばばも、荷物を持って後から付いて行った。
「どれだったかなぁ???」と言いながら、立ち止まり,立ち止まり
車を見ている、おばあちゃん。
そのうち、先ほどの車と似た車のそばへ行き「これだと思う」と言った。
(この車であってほしいなぁ)と、ばばも願いながら荷物を持ったまま
おばあちゃんの連れが戻ってくるのを待っていた。
10分近く経っただろうか?
70代後半位の女の方がこちらへ歩いてくる。
おばあちゃんは「良かった〜この車だ」と言った。
おばあちゃんの荷物を後部座席の方へ動かして、地面に置いた。
そして、連れの方が車のドアを開けたので、それを機におばあちゃんはカートを離した。
「カート、元の場所に戻してきますね」と言って、ばばは車から離れた。
後ろから,おばあちゃんは何度も「ありがとうね」と声をかけてくれた。
ばばがした行為は,お節介だったかも知れない。
しかし、重い荷物を提げ、カートの持ち手につかまって
やっとの思いで歩いている高齢のおばあちゃんを見たら、
動かずにはおられなかった。
どこから買い物に来られたかは分からないけれど、
車を運転して来られた方も70代後半くらいかなぁ・・・と思えた。
隣町からも、ばばの住む地域のスーパーに買い物に来られる方は多い。
ばばの家からは一番遠いスーパーまでも徒歩10分位では行けると思う。
でも、先日見たおばあちゃん達、高齢の方が運転され
その車に,更に高齢のおばあちゃんを乗せて買い物に来る・・・
大変だなぁ・・・と思ってしまう。
買い物をしたくても、近くにお店が無い・・・という地域も多い。
又、若い人たちはどんどん都会へ出て、高齢の方がどんどん増えている。
高齢の二人暮らし、一人暮らし世帯も多い。
車の乗れない高齢者も多い。
ばばも若い頃は、何とも思わなかったけど
ここ数年、お店で見る一人で買い物をしている80代以上と思しき
おじいちゃんやおばあちゃんを見かけたりすると
他人事とは思えなくなってきた。
ばばの場合、もし、車が乗れなくなったら・・・・
まず、実家のお墓参りに行けなくなる。
病院への行き来は徒歩で・・となる。
子供達や兄弟姉妹が帰省する時、空港や港への送迎が出来なくなる。
隣町などへ遠出しての撮影が出来なくなるし、ドライブも出来なくなる。
彼方此方のイベント見学などにも行けなくなる。
買い物はカートを押して、一番近いスーパーへ行くだろう。
昨日のおばあちゃんを見ながら、現在の自分は車で買い物にも行けるし
お店も近いし、恵まれているけれど・・・明日は我が身だよなぁ・・・
と考えたら,何故か切なくなってしまったばばです。
歳を重ねるって、悲しい事の方が多いなぁ・・・とも思う昨今です。