「羨ましい!」とは思わない
2月1日(金)晴れ時々曇り
午前中、姉が寄ってくれたので2人でティータイム。
お喋りしながらコーヒーを飲む、至福の一時。
姉の話の中で、ビックリすることがあった。
知り合いの農家の方が姉宅に立ち寄ったそうだ。
その方が「野菜など畑には作れないよ」と言ったそうだ。
何故?
「イノシシの被害が多くて、なかなか収穫が出来ない」って。
その上、畑な野菜を食い荒らしたイノシシ、
今度は海へ行って、浜を掘り起こし、カニなどを食べているんだって。
イノシシの出没が多くて、被害が出ているんだね。
徳之島ではイノシシに出会ったことは無いけれど
過日、徳之島町の総合運動公園の彼方此方に立てられていた
「イノシシ注意!」の看板、納得できる。
海にまでイノシシが出没するなんて、初めて聞いてビックリしたばばです。
さてさて、昨日は撮影に出かけたと思ったら
すぐにじじが帰ってきた。
友人が大きな釣りたての魚をくれたと、ビニル袋に入れた大きな赤い魚!
長さは、ほぼ60センチ位。
魚の名前は「アハムィかな?」と、じじ。
身は白身で高級な刺身になるらしい。
わが家では丸ごとの魚をいただいた時は、じじが捌いてくれる。
じじも半世紀ほど前、加計呂麻で仕事をしていた時は
集落の方や同僚と船で釣りに出かけていたそうだ。
ばばと結婚してからも、加計呂時代は時々夜釣りにも出かけていた。
じじが綺麗に捌いてくれた魚を、刺身や煮物やお汁等にして
独身の同僚に振る舞っていた。
ある晩、じじが「何十匹か魚を釣ってきた」と、寝ているばばに言った。
「え〜〜〜っ!家の冷蔵庫にそんな沢山の魚入らないよ」
と思っていたばば。
冷蔵庫に入りきれない魚は鍋にでも入れてあるのかな?
と、翌日、キョロキョロ辺りを見回したが、魚は見えない。
不思議に思って、じじに聞くと、「魚数十匹」・・・
ほんの小さなウルメか?何か名前は覚えていないけど小魚で
ちゃんと冷蔵庫に収まっていた・・・
自分で良く釣りにも行くし、捌き方も先輩方から教えていただいてもいたから
「魚捌き」は未だにじじの仕事。
ばばも、もう10年以上、ほぼ毎日行きつけの魚屋さんに通っている。
勿論「じじの為だけの刺身」を買いにね。
毎日毎日、魚屋のお姉さんが魚を捌くのを見ている。
だから、何だか自分でも魚が捌けるような気になりつつある。
でもでも、ダメダメ。
もし、ばばが捌いて見せたら、きっと「魚捌き」も、
ばばに丸投げされる事は目に見えているから。
なぁんて思いながら、昨日昼過ぎから魚を捌くじじを見ていた。
専用の包丁がある訳じゃ無し、まな板も普通使っている物。
それを外の流し台に持ちだして「じじの魚捌き」の始ま〜始まり〜
まず3枚におろすんだけど、包丁があまり切れないらしく四苦八苦。
やっとおろし終え、身の部分は刺身に・・・何十枚切れるんだろう?
身を切った後は、中骨や頭の部分をお汁用にカットするんだけど
これがなかなか・・・・
剪定用のハサミなど持ち出して、これ又四苦八苦しながら
何とか魚捌き完了〜〜
腰を屈めながらの作業だったので「はぁ〜〜腰が痛い!!」と
悲鳴を上げていたじじ。
でもね、夕べの晩酌の時、刺身を一切れ口に入れては
「旨い!」「プリップリだ〜」「う〜〜ん、旨いなぁ」を連発。
仲良しの友人から頂いた「釣りたての高級魚」。
四苦八苦しながらも自分で捌いて作ったお刺身だもの、格別でしょう。
いくらじじが「美味しい!」を連発しても、
ばばは全然羨ましいとも思わない。
もし、ばばがミカンと同じ位、刺身が好きだったら
あっという間に刺身も食べ尽くすだろうけど・・・・
ばばは、昨日、今日は日課の「お魚屋さん通い」はしません。
友人ご夫妻に、感謝!感謝!です。