来るか!24号
9月29日(土)大荒れ
来るか!台風24号。
明け方からグゥオ〜グゥオ〜という風の音で目が覚めた。
いよいよ来るか!台風24号。
我が家から見えるご近所さんの椰子の木の葉が、
右へ左へ、ほぼ水平になるまで吹き揺らされている。
怖い!
ここ数年、ばば達が島にいる間に体験した台風の中では
一番大きな台風が、今夜から明日にかけて襲撃するかも知れない。
どうする事も出来ない。
朝、食事をしていると町の防災無線で「避難準備警告」が流れた。
「早めに避難準備を・・食料、飲料、寝具などを準備して
どこそこの避難場所へ・・」と言っている。
避難場所は町内で8カ所。
しかし・・・高齢者夫婦とか、高齢のひとり暮らしの方とか
小さな子供のいる家とか、体調の悪い人とか、移動するのも大変だ。
食料って、パンとかお菓子とかお握りとか・・・
さらにお茶のペットボトルとか、懐中電灯、さらに枕とか
大きめのタオルケット等々持って、徒歩で移動するのは大変だ。
避難場所までの距離も結構ある。
ばば達の暮らす地区では、3カ所の避難場所があるけれど・・・
ばば達は避難はせず自宅にいる予定だが、
予想できない自然現象相手では、どこまで準備すれば良いのやら。
携帯ラジオ、携帯電話、電池式の照明器具、懐中電灯・・・
カセットコンロと燃料・・・これらは準備済みだけど・・まだまだ不安。
いつ停電するか?
いつ断水するか?
全く予測できない、目に見えない「日常生活破壊」が怖い。
じじは自宅の戸締まりや、周囲の安全対策中。
ばばも、ご飯でも炊いて、お握りでも準備した方が良いのか?
ガスが使えなくなる事は無いかも知れないけれど・・やはり不安。
子供の頃は、ただ学校が休めて、家でおやつを食べたり
好きな事が出来るので、台風が来ると嬉しかった。
大人になって、当時の親たちがどれほど大変だったか
少しずつ分かるようになった。
農家だった、ばば実家。
台風被害でお米やサトウキビが不作になれば
現金収入が極端に減る事もあり、親たちはどれほど不安だった事だろう?
生活費、子供の学費等々、全てをサトウキビとお米を売った収入で賄っていたから。
今回の台風が直撃したら、島の基幹産業サトウキビの収穫にも多大な影響が出るだろう。
また、タンカンやポンカンなどの柑橘類を作っている農家
野菜を作っている農家も被害は甚大になるだろうし
牛を飼っている方々も、餌を与えに牛小屋まで通うのも大変な事だ。
これから10数時間で台風がどのような進路をとるか
勢力がどうなるのか・・・・
ただただ、できる限りの対策をして、
時間が過ぎていくのを待つしか出来ない。
このブログを書きながらふと顔を上げると
お隣さんのダチュラの花が360度、吹き回されている。
せっかく、今朝、開花したのにね。
近年、まれに見る大型台風24号。
早く勢力が衰えて、消滅してほしい。
明日のお昼頃まで、不安な時間が続くだろうなぁ・・・・