どちらも大事
1月4日(木)快晴
何故か、ふと思った。
ばばが自分用の腕時計を初めて買ったのはいつ頃だろう・・・・
社会人になってからは、確実に腕時計をはめて出勤していた。
校外学習とかもあったし、腕時計は不可欠のアイテムだった。
しかし、退職の数年前あたりから腕時計を使っていたか定かではない。
そんなばばと違い、姉はいつも几帳面に?腕時計をはめていた。
休日など、姉と外出する時は、よく姉に「今何時?」と聞いていた。
ばばが10数年前にプレゼントした腕時計を
つい、最近まで使っていた姉。
その時計がとうとう使えなくなった。
姉は「腕時計を買おうかどうしようか?」迷っていた。
しばらく経ったある日、ばばはある事に気づいた。
「使っていない時計が2個あったじゃない?1個を姉にプレゼントしよう」と思った。
と言っても、その時計は新品ではなかった。
ばばが持っていた2個の腕時計。
1個は、長女が結婚した時に婿殿とふたりからプレゼント・・と
じじとお揃いでくれた大事な大事な記念の時計。
数年前、電池が古くなってしまったので、時計屋さんに持って行くと
一目見るなり「これは良い時計ですね」と言われた。
電池を入れ替えてもらい、旅行の時には必ず使う事にした。
せっかくのプレゼント、しまい込んでいては勿体ない。
もう1個は、たしか・・・退職後に、じじとお揃いで買った
ソーラー式の時計。
何故、娘からのプレゼントされた時計がありながら買ってしまったんだろう?
普段使いには勿体ないからと買ったのかもしれないけれど
今にして思えば、どんどん使った方が娘も喜んでくれるだろうに。
2個腕時計があっても、両腕にはめるわけでは無し、使うのは1個。
それも、島でのばばの日常生活で腕時計をする事は滅多に無い。
だって、1日、家の中であっち触り、こっち触り・・・庭に出て草むしり
花壇や菜園の手入れ・・・
時間が気になったら、玄関入ればすぐ置き時計がある。
表のガラス戸を開ければ、柱時計も見える。
夕方になって、いつものお魚屋さんへ車で出かけるけれど
そのお魚屋さんにも時計はあるので、自分の腕時計は必要ない。
スーパーへちょこっと買い物に行っても、お店にも大きな時計があるので
いちいち腕時計を覗き込む事はない。
外仕事で汚したりするのが勿体ないという気持ちもあるだろうが
今のばばの日常生活で、いちいち腕時計で時間を確認しなくても良い。
それと、ばばが携帯電話を使うようになってから
腕時計より携帯で時刻を確認する事が圧倒的に多くなった。
大きな表示で一瞬で分かるしね。
ばばは、アナログ人間だから退職するまでも携帯電話を持っていなかった。
職場で、携帯電話を持っていなかったのは・・・・
もしかして?ばばと先輩上司だけだったかも・・・
退職してから、数年後の正月だったかなぁ・
たまたま帰省した娘が「お母さんも、携帯電話持って。安心料だと思って・・」と言い
携帯ショップへふたりで行き、初携帯を買った。
携帯は、とにかく便利ではある。
じじが毎日撮影で山の中?等を歩くし、急に低血糖になってしまう事もあるし
じじが戻ってくるまでヤキモキする事もある。
又、じじが撮影に熱中しすぎたあまり、帰宅時間が遅くなる時もある。
そんな時、じじの携帯に、すぐ電話をかけられるし、
じじから電話がかかる事もある。
最近では、文化会館などで色々なイベントがある時も
会館内の時計で時間を確かめ、時にはマナーモードにした携帯で確かめる。
腕時計は重宝するし、携帯のようにしょっちゅう充電もしなくて良いから便利だけど
腕時計が無いと困る場面もいくらでもあるから、
娘からプレゼントされた腕時計はいつでもとれる場所に置いてある。
そして、じじとお揃いで買って「ほぼ未使用状態だった」腕時計は
姉に使ってもらう事にした。
姉が我が家に寄ってくれた時、じじが、すぐにバンドの長さを調節してくれ手渡した。
姉は大喜びで受け取ってくれ、毎日のように使ってくれている。
「携帯と腕時計」・・・・
ばばにとっては、どちらも大事。
※画像の時計は、ばばの物ではありません。