ドキドキ後ありがとう!
12月26日(火)曇り
昨日、じじ妹夫婦の運転手として出かけたばば。
妹たちが用事を済ませる間、ブラブラ散策しながら時間をつぶした。
徳之島には沢山の集落があるけれど、まだ足を踏み入れたことも無い所も多々。
車で全島一周したことは何回もあるけれど、
幹線道路から集落の中へ入ることは、ほぼ無いので
知らない集落が多いし、集落の中のことは尚更分からない。
昨日出かけた所は、9月に、ばばが生まれて初めて足を踏み入れた場所。
その時は、ばばひとりで出かけたが、行きたいお宅の方の顔も知らないし
ましてや、そのお宅も全く分からないまま出かけた。
顔も知らない方の所へ、何故?と思われるかも知れないけれど
島では、こういうお付き合いもしなくちゃいけないことがある。
方向音痴のばばだが、一応、ある集落の入り口付近まで行き
そこで行きたいお宅、Aさん宅の場所を教えてもらおうと思ったが・・・
何せ人が通らない。
どうしたものだろう?
と道路脇に車を止めて、誰かが通るのを待っていた。
待って、待って、やっとひとりのおばさんが細い道から現れたので
近づき、挨拶してAさんのお宅の場所を尋ねてみた。
すると、ばばが車を止めたその場所から、左へ左へとまっすぐ?進めば良いとのこと。
お礼を言って、大きい道路から細い路地へ入った。
道は狭く、軽自動車が離合できるかな?という場所もあるので
なるべくスピードを落とし、ゆっくりゆっくり進んだ。
まっすぐ・・と言われても、どちらがまっすぐが分からないような地点も
何カ所かあり、ドキドキしながら進んだ。
暫く行くと、もう民家は最後?と思われるような場所に出た。
車の方向変換は何処ですれば良いの?とビビリつつも最後の民家の横まで行き
狭いT字路のような場所で方向変換した。
一体どこへ行けば良いの?
今来た道を引き返そうと走り出した時、最後の民家の庭に人影が見えたので
車から降り、思い切って「この辺にAさんってお宅がありますか?」と聞いたら
「私がAですけど。。。」って。
エェ〜〜〜ッとビックリしつつ、訪問の趣旨を告げて用事を済ませることができた。
用事を済ませ、帰りも「まっすぐ、まっすぐ」と言いながら車を走らせたが
ついさっき走った道なのに、小さな交差点のような場所に出ると
やはり自信がなくなってドキドキしつつ、何とか大きな道路に出ることができた。
もう、2度と通ることも無いだろうとは思ったが
その時に目印になる物を見つけた。
バスの停留所と、ある公共施設。
公共施設の手前のバス停留所を左手へ入れば良いんだ・・・とその時思った。
あれから3ヶ月後、妹夫婦を乗せてAさん宅へ行くことになった。
全く初めての妹夫婦より、9月に1回行ったことがあるばばが運転した方が良いかな?
と、運転手をかって出たのだが・・・
自他共に認める方向音痴のばば、(無事辿り着けるかな)と心配はしたが
いざとなれば、あの目印の場所まで行けたら、後はOK!と出発した。
でもね・・・・
あの目印の場所が・・・
もっと先なのか?もう通り過ぎたのか?分からなくなってきちゃって。
まぁ、通り過ぎて他の集落入り口まで走ったとしても、
集落名がはっきり分かる地点まで走れば、そこから引き返せば良い。
なんて、いい加減な水先案内人なんでしょうね〜
結果、「まだ?」「まだ?」と思いながら走り続けていたら
あったぁ!!!!
目印の公共施設が!
その手前にはちゃんとバス停も。
これで安心!!と左折したが、やはり小さな道になると
「ますぐ、まっすぐ」と分かってはいても
「えっ、こんなに走ったっけ?」と自信がなくなるばば。
でも、責任持って目的地まで行かなくちゃ・・・
と走っていたら・・・・・出ましたぁ〜〜〜最後の民家の手前に。
そこで妹夫婦を下ろして、ばばはその辺を散策。
9月は、ただAさん宅へ寄って、すぐに帰ったので周囲の様子など全然分からなかった。
車から降りてゆっくり歩いてみたら、こんなに民家があったの?とビックリしたり
民家の庭先のムラサキシキブやクロガネモチの実に感動したり
道端のスミレや水仙の花に見とれたり。。。
時間はあっという間に過ぎて、妹夫婦が用事を済ませ
車の近くへ戻るのが見えたので、ばばも急いで車の場所へ移動。
と、そこへAさんの奥様が出ていらっしゃって、ばばに
「ポンカン持って行きませんか?」って。
丁寧にお断りしたけど「自分で作っているから、ちょっと待っていて」と言われ
ばばが車に乗ってシートベルトをかけて、ハンドルを握るのと同時に
箱に入れたポンカンを持って来て下さった。
申し訳なくて恐縮しきりのばばだったけど、ありがたく頂いて帰ってきた。
妹夫婦も先にポンカンを頂いていたので「ばばちゃん、いただいたら。
せっかく下さるって仰っているんだから」と言われたけど・・・
ありがたいけど、嬉しいけど、申し訳ないという気も・・・
でも、せっかく「どうぞ、持って行って」と目の前に差し出されたのを
お断りした方が失礼かな・・・と思って・・・
帰宅後、我が家に寄ってくれた姉にも、「今年初ポンカン」を「お福分け」。
そして、今日お昼、食事の後じじと2人も味見。
少し黄緑色っぽい大きな実と、オレンジ色の中くらいの実の皮を剥いてみた、
黄緑色っぽい方は、房の色も少し白っぽくて、
オレンジ色の方は房の色もオレンジ色っぽい。
ふたつともポンカン?と思いつつ、まず白っぽい物を口へ・・・
「スッパ〜〜〜」。スッキリした微かな甘みもあるけれどスッパ味が勝っている。
ばばが一房だけは食べて、黙ってソ〜〜〜ッと、じじの前に置いたら
目敏いじじに見つかってしまい「ミカン星人のばばなら、みかんは何でも好きだろう。
この位スッキリしていても美味しいな」って。強がっているけど・・・
じじが顔しかめたの、ばばは見逃しませんでしたから〜。
ばばが酸っぱいみかんを、そっとじじの前に押しやったら
じじは「ほんの気持ち。少ないけど・・」と
甘いオレンジ色に房を2房ばばの前に押しやった。
そっかぁ〜「ミカン星人」を自認するんだったら、少し位酸っぱくても
食べないといけないのか?
じゃぁ、ばばは、まだまだ修行が足りないなぁ・・・
ばばは子どもの頃から「喜界みかん」と言われるあまい品種のみかんを
ずっと食べていたから、みかんはあまいのが大好きなんだよね・・・
ばばが子どもの頃から沢山の実を付けてくれた「喜界みかん」の木。
まだ、実家で毎年沢山の実を付けてくれているよ。
幼い頃からおやつ代わりに「喜界みかん」食べ放題だったばば。
今でも、果物の中ではみかんが一番好き!!!
11月から2月頃まで、みかん食べたいだけ食べているから
今年も既にばばの掌は黄色くなりかけているよ。
じじと比べると、じじは綺麗なピンク色でばばは黄色。
9ヶ月位かかって、やっと黄色かった皮膚が元に戻ったかなぁ・・・と思ったら
又、すぐみかんの季節。
嬉しいけど・・掌が黄色くなるまで食べるって、やっぱり異常?
まぁ、良いや!
「ミカン星人」の面目にかけても、今年も何百個みかんが食べられるか
チャレンジします。
あれっ?何のことが書きたいんだったっけ?
「Aさん、ポンカンありがとうございました」って書きたかったんじゃない?
長々とクドクドとごめんなさい!